プロジェクトマネジメントの一丁目一番地は、仲間を大切にすること @horimotoharuc
プロジェクトの失敗。
多くの社会人同様に、この言葉に恐ろしさを感じているラブソルの堀です。
組織で仕事をするようになり、プロジェクトのコアな部分も任される機会が増えてきたことで、プロジェクトの成功や失敗に自分が与える影響が大きくなっているのを、日々感じています。
またこの頃、プロジェクトマネジメントを任される機会も増え、どうしたら円滑に進んでいくのかを考える機会が増えています。
ところで、先週末、ゴルフに行ってきました。昨年からゴルフにハマり、月に数回ペースでラウンドしています。
きれいなゴルフ場で、とても楽しいラウンドだったのですが、初めてのコースということもあり、どこに打っていったらいいかがつかめず、苦戦しました。
ゴルフでは、コースマネジメントが大切と言われます。
どこから攻めていくのが安全なのか、ミスをしたとしても大怪我しないためにはどうすべきか、どこに置いておくと次のショットが有利になるのか。
これらを冷静に判断しながら、マネジメントを行っていく。これがゴルフの醍醐味であり、楽しさだと感じています。
そう。ゴルフでも、マネジメントが大切なんです。
現在受講中の株式会社ベイジ主催「戦略的ウェブ制作講座」で、プロジェクトマネジメントについての内容がスタートしました。
その中で印象に残った「失敗するプロジェクト」について、お伝えしていきます。
どんなプロジェクトが失敗するのか
そもそも「プロジェクト」とは、何なのでしょうか。
ISO21500:2012では、このように定義されています。
なんだか、わかったような、わからないような…。
講座では、プロジェクトとは独自の目標・目的があり、期限が決まっているものとして定義されていました。継続的にある業務とは異なり、期限と達成すべき目標が決まっているものです。
では、プロジェクトが失敗してしまう要因はなんでしょうか。
講座では、次のように紹介されていました。
こうした要因が重なってしまうことで、プロジェクトが失敗してしまう可能性が高まります。
個人的には、「リソース計画が曖昧」と「自分のタスク以外は他人事」が心に響きました。
働いていると、1つのプロジェクトだけに携わるということは少なく、他のものにも同時にアサインされます。
一つ一つに必要なリソースは小さく、やれるだろうと思い引き受けていたら、気づいたらものすごい量の業務を抱えていた…。そこで慌ててヘルプをお願いし、仲間のリソースを無計画に奪ってしまった苦い経験があります。
また、プレイヤーを兼ねながらプロジェクトマネジメントを担当していた際、業務にいっぱいいっぱいでメンバーのことを気にすることができず、納期直前になってあるメンバーの進捗が滞っていることが発覚してしまった。そんな経験もありました。
仲間のことをしっかりと見て、今、誰が、何をしているのか把握すること。
プロジェクトの失敗確率を、少しでも下げるために大切なことだと実感しています。
もっとも大事にすべきは、「人」である
プロジェクトマネジメントをする機会が増えてきて感じていることは、一人ではどうにもできないということ。
ほとんどのプロジェクトが、自分ひとりではどうにもできないものばかりです。それを乗り切っていくためには、仲間の力が必要不可欠。
つまり大切なのは、いかに動きやすい環境をつくれるかということなのではないかと考えています。
このプロジェクトでは、何を求められているのか。
自分はどうしてアサインされたのか。
現状、何がどこまで進んでいて、これから自分は何をすべきなのか。
各メンバーがこれらをしっかりと理解している状況を作り出せれば、円滑に物事は進んでいく。メンバーも自発的に動きやすくなります。
管理方法や使用ツールなどの細かなティップスよりも、どうしたら仲間が働きやすくなるのかを考えて、行動していくことが、プロジェクトマネジメントの一丁目一番地である。
「マネジメント」と聞くと、何か機械的な管理方法がイメージされてしまうかもしれません。
しかし、プロジェクトで達成したい目的を抱くのも、それを達成するために行動していくのも、あくまで「人」。
そのことは、絶対に忘れてはいけないと感じています。