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「器用貧乏」な人の戦い方 #私のポートフォリオ @yuka_lab12

時折開催される、ラブソル公式noteでのテーマウィーク。同じお題でメンバーが順番に書いていきます。

メンバー同士、まだ知らなかった一面を知ることになったり、与えられたテーマに対して深く考えるきっかけになったりと、良いことづくしです。

今週設定されたテーマは、「私のポートフォリオ」です。

ビジネスパーソンとしてこれほど色々と思い知らされるお題もないなと、自分で出しておいて慄いております。代表の由香です。

大学を卒業し、社会人となってはや20年。
20年って。赤子すら成人しちゃうじゃないですか。
それだけの時を過ごしてきた私が今、お見せできるポートフォリオとは。
ドキドキしております。

勇者には、勇者の戦い方がある

社会人としての人生を、「ドラゴンクエスト」のような冒険の物語で例えたら、きっと私は「勇者」タイプだと思っています。

全部それなりにできるけれど、戦う力は戦士に敵わない、魔法は魔法使いに敵わない。

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「器用貧乏」とも言える、私の長い間の悩みは、特出すべきスキルがないことでした。
何でもできるけど、何にもできない。
言葉にするととんでもなく何もない気がする、その恐ろしさ。ずっと、そこでもがいていた気がします。

社会人20年生となった今も、実はそれほど変わっていません。

何度か転職してきたこともあって、いろんなことができます。
事務的なことも、経理的なこともできます。店舗運営のノウハウを持っているし、営業や採用もできます。品質保証、顧客対応のスキルを持っています。
クリエイティブなことでいうと、ライティングやデザイン、動画編集、写真撮影もこなします。

資格は、食品衛生責任者、食生活アドバイザー、消費生活アドバイザーを持っています。

ほら。
いろーーんなことが浅く広くできる。それが私です。

この「浅さ」が、長いこと私を苦しめてきました。でも、今はこの「浅さ」に救われています。

浅いこれらのスキルをいくつも掛け合わせて、仕事を生み出しているから。
「器用貧乏」と苦しむ人がいたら、こんなやり方もあると参考になったらいいなー。

大丈夫ですよ、器用貧乏で。
ただし、一つのスキルで100点や120点は取れなくとも、いくつかのスキルで80点は取れる。そこまでの「器用さ」は必要です。

「書く」ことは誰にでもできるけれど、誰にでもはできない

どの仕事でも、「書く」ことって欠かせないですよね。日々のメールとか、報告書とか、議事録とか。
プライベートのメッセージやSNSでだって、実はたくさん書いています。
思っているよりも人は、テキストに触れているんです。

それらも、ただ漫然とやっているだけだと、おそらくそれほど成長はしません。
パッと見てすぐ理解できるように書こう、とか、やりとりが何往復もしないためには? と考えてみるだけで、どんどん変わってきます。

私は、面倒なことが大嫌いなので、突き詰めていきました。滑らかにやり取り出来た方が、お互いストレスフリーですし。

そんなこんなで、膨大なテキストに触れているうちに、いつの間にか文章を書けるようになっていました。

私が特に得意とするのは、イベントの際などにリアルタイムに書き上げていくリアルタイムレポート。
聴きながら記事を書いていき、イベント終了と同時くらいには公開してしまう。せっかちな私にはぴったりです。

レポートを書く人はそれなりにたくさんいそうですが、リアルタイムで書ける人となると、ぐっと減りそうです。

こちらは、オンラインサロンのイベントをリアルタイムでレポートしたもの。「後から読んでも、その場で書いたと思えないくらいの品質で」と思って書いています。

小学館さんが運営するDomaniオンラインサロンについて、WEB Domaniに記事を書いたことも。

後述しますが、コミュニティの立ち上げや運用サポートというお仕事を承る中、コミュニティを大きくするために、活動内容を外に出す記事を自ら書くことができるというのは、大きな力になります。

コミュニティという掛け算がなかったら、ライターでもなんでもない私が、WEB Domaniというファッションメディアで記事を書くことはなかったでしょう。

今でも、本職のライターではありません。でも、メンバーが動けない時には代打で登場するくらいはできます。
また、ラブソルからクライアントさんに提出する記事のすべてに「編集担当」として、目を通し、修正を入れています。

文章力というところでは、本職のライターには敵わない。
だから私は、「WEB制作+ライティング」・「リアルタイム+ライティング」・「コミュニティ運営+ライティング」というように、掛け合わせてスキルを使っています。

人も組織も、どんどんつなげるコミュニティ運営

何でもできるけど何にもできない。
そんな私だったからこそできる究極のお仕事は、「コミュニティの運営」だと思っています。

いろんなことができるから、様々な業務に携わる人の立場が理解できる。
さりとて第一人者ではないから、自分で何でもやらずに、人に「場」を提供することができるのです。

人と人との集合体であるコミュニティでは、多くの人が集まるが故に、交通整理する存在が重要になってきます。
特にオンラインのコミュニティでは、直接のやりとりではなく、テキストを介したコミュニケーションがメインになります。

対面以上に、テキストのコミュニケーションは難しいと私は思っています。情報量が圧倒的にたりないから。
表情や口調で補うことができない分、冷たく感じたり、誤解が生じる可能性が高くなります。
前段でも少し触れましたが、テキストでのやりとりにこだわってきた私にとって、ここは得意分野でもあります。

テキストコミュニケーションで、人と人を滑らかにつなげる。
それ以外にも、細かい事務手続きができること、ちょっとしたデザインができること、レポートが書けること、ファシリテーションができること。コミュニティ運営には、これまでの経験で身につけたスキルが掛け合わせで生きています。

ただ、どれも、私以上に得意な人を見つけたらどんどん役割を渡していきます。
自分でやること以上に、メンバーに役割という「居場所」を持ってもらうことの方がコミュニティにおいては大切だからです。

おかげで、これまでたくさんのコミュニティに関わってきました。今はもうないもの、形を変えたものも含めて、ご紹介します。

櫻田潤の「ビジュアルシンキングラボ」

かんころ編集部(KADOKAWA・かんころさん)

ファッション誌『Domani』オンラインサロン(小学館)

Anri's Beauty Camp(元宝塚歌劇団 星乃あんりさん)

Aika's College〜Link of Happiness〜(西原愛香さん)


長らく、「私にはこれという武器がない」ことに悩んでも来ましたが、今はそんな風には思っていません。
「器用貧乏」も「器用」の部分を突き詰めたら、得難い存在になれることを知ったから。

ある分野で突出している人は、まさに一つの分野でこれをやり抜いている人なんですよね。
嘆いている暇があったら、できることで手を動かしていく。結果を見てやり方を修正していく。ただ、ひたすらに。

誰でにもできることを、誰にもできないレベルでやり続ける。

それが私の戦い方。それが私のポートフォリオをかたちづくっています。


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柴山 由香▶︎SNS...Twitter / note

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