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旅での出会いが仕事を助けてくれるとき @saayoo345
サワディー!
先週のセブ旅行に続き、タイ旅行から帰ってきました私です!
昨日公開した #羅針盤のつくりかた 。
この裏側について、今日は書いてみたいと思います。
昔から旅に出るたびに、その思い出が役に立つ仕事が入ってくるという不思議な縁があります。アメリカに行けば「ニューヨークをイメージしたデザイン、英語でキャッチコピーを作ってください」、フランスに行けば「フランスをコンセプトにしたブランドのお仕事が…」など。
3〜4日から2週間まで期間の差はあれど、そういうことがあるたびに「私におやすみあげといて良かったですねぇ」と、あたかも仕事にプラスになっているかのように話しながら、またお休みをもらうというのがわたしの策でした。(え)
でもやっぱり、日常とは違う新しい情報が入っている状態というのは、とてもいいこと。今回の原稿も「なんか薄いんだよなぁ」と決まりきらなかった所に、助け舟をくれたのがこの旅でした。
何かに着手すると業務時間以外でもずーーーーっと頭にある状態が続くので、無理やり「一旦離れる」ことも大事なのだと実感している毎日です。(わざわざ旅に出なくてもコントロールできるくらいにはなりたい)
タイという地で、わたしはまた一つ、もしかしたら自分も感じるかもしれない大切な感情を知りました。それはちょうどさっき書きあげた記事とリンクして、少し胸が痛い。このタイミングの異国の地での出会い、絶対意味があった。
— 柴田 佐世子 (@saayoo345) September 24, 2019
全部ひっくるめて楽しかった!帰ってきったぞー!#羅針盤のつくりかた pic.twitter.com/R1ziNaMRAi
この呟きで書き上げた記事というのが、冒頭の有香さんのインタビュー記事だったのですが、その中で私は有香さんに夢を聞きました。その答えが、こちら。
“夢かぁ…。まだまだずっと先でいいんだけど、家に人を呼んでパーティーしたい! 普段は自由に仕事したり遊んだりして、週末にみんなおいでよって集めて自腹で美味しい料理を振る舞うの。だから、お金持ちにならないといけないね(笑)。それはずっと思っているかなぁ。”
仕事にプライベートに、様々な環境の変化を経て歳を重ねてきた有香さんが、これから先に夢見るもの。それが、この『週末人を招いてパーティーをすること』だというのです。
この話を聞いたときに、「楽しそう!」とは思ったものの、今思えば今ひとつ夢としてピンと来ていないような気がしました。
タイの思い出、ツアーガイドのおばちゃんのおうちに遊びに行ったこと。この時感じたことをラブソルnoteに書きたいんだけどうまくまとまらない。
— 柴田 佐世子 (@saayoo345) September 26, 2019
(なお、公開は今日の8:00)
書きたいことが霧散してしまうのは、リアタイレポ書いてる時のそれに似ている。
(なお、いまからXBODY) pic.twitter.com/wvWk554boD
(ここに入れ込むためにあげたtwitter。間に合ってないのバレてる。)
今回は友達との旅行だったのですが、この女性との出会いがあったことで、有香さんの夢を理解できるようになります。
歳は68歳、私の母と同じ歳です。仕事をリタイアし、繁忙期だけツアーガイドの仕事をしているのだと。
ツアー中ことあるごとに気にかけてくれて、仲良くなった私たち。次の日の予定が決まっていないというと「じゃあソムタム食べにおいで!」と誘ってくれました。
向かった先はバンコク中心街からバスで15分。4階建てのおうちに自分と弟、弟の子供と一緒に住んでいるのだそう。日中みんなが出かけてしまう時間は、とても長いのだとか。
「家に誰もいないから、とても寂しい。」
とにかく明るくて、よく笑って、雨が降ることすらケラケラ笑いながら話していた人。仕事の場とは違う姿が、そこにありました。
「夜帰って来た時に一緒に食べるご飯を作って待つの。その時間が楽しみ。」
仕事をバリバリやってきた人が、リタイアした後にどのように過ごすか。自慢の姪や甥の写真を見せてくれる姿がとても優しげで、でもどこか物足りなそうな寂しそうな雰囲気が気になったのでした。
本当は数時間立ち寄るはずが、たくさんたくさんご飯をふるまってくれて、「もう帰るね」と言えば、「いやだ!」と引き止められるほど(笑)。
「お礼をしたいから、帰ったら日本のものを送るね」
「そんなものはいらないよ。
また、会いに来て。」
楽しい・嬉しいというポジティブな言葉を口にする人はそもそも好きですが、この「寂しい」という言葉も素直に出せる人だから、昨日会ったばかりでも好きになったのだと思います。
人生に求めるものはお金だったりやりがいだったり、人によって全く異なるのは当たり前なのだけど、そのどれも「寂しさ」を感じないために必死に集めるものなのではないかと。
今はばりばり仕事ができる環境で、夢と言えば成し遂げたいことや見てみたい景色、そんなことばかりが思い浮かびますが、いつか色々なライフイベントを経て同じ年になった時に、どう生きていきたいか。
そんなことを考えるきっかけになりました。
30代を迎え数年、一気に起こった変化に自分自身がついていけないような感覚があって、嬉しい・楽しいと同じくらい、すごく怖かった。
— 柴田 佐世子 (@saayoo345) September 25, 2019
この記事は、誰でもなく自分に向けて書いたと思う。色んなものが爽やかに崩れたから、読んでみてほしい!#羅針盤のつくりかた|#ラブソル|https://t.co/lqn1JDziPd
何度書いてもなんだか薄っぺらかった原稿。3度目くらいにようやくOKが出ました。
何がよくなかったかって多分私はちょっとカッコつけてしまっていて、自分の寂しいとか不安だみたいな感情を一生懸命隠してしまったこと。
人様の人生を書かせてもらうなぞなかなかできる経験ではないですが、それこそなぜかメディア運営を任され始めた頃からずっとしてきたのは、世界に名だたる有名人ではなく、身近な人に愛されている小さな偉人へのインタビュー。
最近は、こういう方が好きだな、と感じられるようにもなってきました。
生き方とか、感覚まで知りながら書いているのでなかなかのスローペースではありますが、これからも #羅針盤のつくりかた 続いていきますので、よかったら読んでください^^
さて、週末。
みなさま、羽目を外しすぎず、羽を伸ばしてきてくださいね! また、来週!
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LABOUSSOLE
プランナー / コピーライター
柴田佐世子
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