無責任ヒーローが立ち上がる日
私が労働組合の専従、執行委員会入りをしたのはまだ20代後半。私生活でどうしても私がバリバリ稼がないと行けないので無理がたたり休息を取る必要でした。元から仕事をやる前から先輩や上司にここは出来るけどこれはできない!はっきりと安請け合いはしなかったので当時の先輩が誘ってくれたのも始まりです。自分に体力の自信がなかったのでむしろここらで休んで専従からまた仕事に復帰しました。専従は体の疲れというか精神的なストレスが多くそれもまた色んなことがあったのですが・・
TV記者の労働組合観
TV東京というTV局ご存知ですか?日本経済新聞が母体であり当然その主張はタカ派。ライドシェアの導入にも熱心でむしろハイタク会社や労働者の既得権益がというような主張をする新聞ですがそれはいいです。ただ彼らの労働組合観をひけらかすんですが毎度毎度古い。確かに連合は総評、同盟その他が合流してできた労働組合、ナショナルセンターですが、もう30年一緒にやってきて路線対立もありません。一つ一つの政策ではよく見れば違うのですが、トヨタマンと出会いたい役所の女の子ために街コンを企画してトヨタ労組の人に感謝された事はあっても派閥対立なんかあるわけないです。私は統一地方選でトヨタ労組の候補者を組織が応援するのでほんのちょっこし手伝いました。その手伝う人には知り合い市役所職員労組の同じ役職の人もいました。電力総連も当然いましたよ。30年一緒にやってきた思いは軽くないんですよ。
無責任ヒーロー自己改革
日本の労働運動は社会運動はあまり得意ではなくストライキをうてばいいというわけではないのですがなし崩しに争議の件数を減らしたのは雇用をいやもう格好よく言うのはやめにしましょう。あくまで自分たちの待遇を守るため会社との取引によって賃金据え置き、希望によっては定年過ぎても使ってやるというぬるい労使交渉でした。労働組合と経営者は対等な立場です。その地位に胡座をかき適当に労金やら労福に天下りさせるのも本当に困っている人から見れば不恰好そのものでしょう。組合員自身相当右傾化しています。いわく中国人に日本の土地を買わすな。外国人労働者のせいで古きよき日本の美観が壊れる。ハロウィンで暴れているのは外国人だ。当時リベラルでもなかったのですが、社会の腐敗を憎み平等を達成するために尽力していたはずの先輩達は怖いぐらい好戦的になっています。欧州の極右、トランプ大統領誕生の原動力は仕事をなくし休息にポピュリストの言動を心地よく聞こえ始めた労働者達でした。賃金も上がらないこのご時世ですがるものはインスタントな愛国心でした。危機感を感じます。私達は分裂よりもなし崩しに内部崩壊を起こすのではないか?
全ての権力を連合に。
私達の組合費は基本給によって決められ基本給によって上部団体に収めます。と言ってもその額は連合は1%ほどだと言われます。単組の取り分4、産別3、連合に3という思い切った経費配分を考えるべきです。毎年膨れ上がる繰越金を見ればこれを広く社会運動に投入して市民と身近になれば労働争議に対する市民の嫌悪感も和らげることができます。雇用を守る団体が未だに既得権益扱いです。市役所を攻撃し電力会社を攻撃したあの政治勢力はついに運送産業に牙を向けました。彼らと労働組合がどちらが生き残っているのでしょうか?まもなく始まります。
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