![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127803157/rectangle_large_type_2_856bc031cb30ce9ef24ff116394030d3.jpeg?width=1200)
自家製米粉で米粉食パンは作れる?米粉(上新粉)で米粉食パンづくり
当社では自社製品で作った米粉(上新粉)を使ったレシピをYouTubeやクックパッドで多数公開しています。
そのなかでも今回は自家製の米粉で食パンづくりに挑戦してみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383021755-Vjb3D1oDTf.jpg?width=1200)
米粉でパンをつくる場合は製パン用の米粉を使うことが推奨されていますが、 普段私たちが炊飯して食べているうるち米を粉砕した上新粉で食パンを作るとどんな仕上がりになるのか実際に作ってみました。
■上新粉とは?製パン用米粉との違いは?
![](https://assets.st-note.com/img/1705378827171-q5x99Ha1dH.jpg?width=1200)
小麦粉に強力粉、中力粉、薄力粉と種類があるように、米粉にも種類があります。
うるち米やもち米など、お米の種類と挽き方によって種類が分けられます。
・上新粉
精白したうるち米を水洗いして水切りし、しばらく乾燥させてから製粉したもの。色が白く歯ごたえのあるものが上質とされる。
・白玉粉
もち米を水挽製法※により粉にしたもの。餅粉より粒は細かい。
※水挽製法:もち米を水洗い、水漬けし(半日~1日)、水切り後、水を加えながら磨砕する方法。
・餅粉
もち米を水洗いして水切りし、しばらく乾燥させてから製粉したもの。(製法は上新粉と同じ)白玉粉より粒は粗い。
製パン用の米粉は、普段私たちが炊飯して食べているコシヒカリなどのお米よりも「アミロース」というデンプンの成分が多く含まれるお米(ミズホチカラなど)が使われていることが多いです。
アミロースが多く含まれることで、ふっくらとボリュームのある米粉パンに焼き上がります。
また上新粉と比べて製パン・製菓用の米粉は吸水率が低いです。
例えば上新粉200gに水150ml程を混ぜると、上新粉は水を吸って粘土のようにどっしりと重い生地になりますが、製パン用の米粉を使って同量で作るとさらさらとリボン状に垂れる生地になります。
■使用する米粉(上新粉)について
米粉は市販のうるち米(コシヒカリ)をフードドライヤー「ドラミニ」で乾燥し、家庭用製粉機「コナッピー」で粉砕したものを使用しています。
(当社のレシピチャンネルで公開している米粉レシピのほとんどがこの自家製米粉を使って作っています。)
詳しい作り方は上記のYouTube動画または下記のクックパッドレシピをご覧ください。
■自家製米粉で米粉食パンづくりに挑戦
製パン用米粉を使ったいくつかのレシピを参考に、下記の材料・分量で上新粉を使った米粉食パンづくりを試してみます。
・材料(食パン型0.5斤分)
自家製米粉(上新粉) …… 200g
砂糖 …… 10g
ドライイースト …… 4g
塩 …… 3g
ぬるま湯(37℃) …… 160~230ml ※作り方内で説明
サラダ油 …… 10g
・作り方
![](https://assets.st-note.com/img/1705383123971-AV63y1DkLa.jpg?width=1200)
ボウルに米粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れて泡だて器でよく混ぜます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383164024-mr9QyFUjcx.jpg?width=1200)
ムラなく混ざったらサラダ油とぬるま湯を加えてヘラでよく混ぜます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383195545-QGLQgyfS2s.jpg?width=1200)
製パン用米粉を使ったレシピでは約160mlのぬるま湯を加えると生地がリボン状に垂れるとありましたが、上新粉の場合は同じ分量の水を加えてもどっしりと重い粘土状の生地になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383264710-X1MGvqDcBE.jpg?width=1200)
ぬるま湯を追加していき、当初の水分量の1.5倍にあたる230mlのぬるま湯を加えるとさらさらとリボン状に垂れる生地になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383299238-VWbofhDssc.jpg?width=1200)
クッキングシートを敷いた型に生地を流し入れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383310873-sLlHMYUvko.jpg?width=1200)
生地を発酵させます。
ラップをかけた型ごとポリ袋に入れて、40℃前後のお湯に浸けて発酵させます。
※お湯の深さは3cm程度に。
※このタイミングでオーブンを160℃に予熱しておく
![](https://assets.st-note.com/img/1705383325091-KC6uPxNU4a.jpg?width=1200)
生地が1.5倍程に膨らむまで発酵させたら、型にフタをするかアルミホイルを被せ、160℃に予熱したオーブンでまずは10分焼きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383371706-NQkK9zAGwB.jpg?width=1200)
続いて200℃に上げたオーブンで15分焼きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383504199-rf0huP1URY.jpg?width=1200)
一旦取り出してフタを外し、180℃のオーブンで10分程焼いて焼き目をつけます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383529345-99TqrQZG5X.jpg?width=1200)
焼き上がったら型から取り出し粗熱を取って完成です。
・結果
![](https://assets.st-note.com/img/1705383583470-9De3GuR6ph.jpg?width=1200)
表面は小麦の食パンとあまり変わらない見た目に焼き上がりましたが、持ってみるとずっしりとした重みがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383636647-nrsdsgXEid.jpg?width=1200)
カットして中を確認してみると断面のキメは粗く、触るとしっとりとしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383645675-6pyZ6svQSK.jpg?width=1200)
食べてみると米粉の甘味にイーストの風味が加わって味は美味しいですが、食感はしっとり・もちもちとしていて、ふんわりやわらかな小麦の食パンとはかなり異なる仕上がりとなりました。
自家製の米粉は、製パン用の米粉よりも吸水率が高く、元になったレシピのようにさらさらの生地にするために水を多く入れたためしっとりとした仕上がりになったようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383679485-O4FjQ21ofn.jpg?width=1200)
元になったレシピと近い水分量でも試してみたところ、全体のふくらみが少なく、先に焼いた米粉食パンの2/3程の高さになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1705383746754-HRo8cFyYlr.jpg?width=1200)
また、どっしりと重い生地が混ぜにくかったためか生地に偏りがあり、底の方は目が詰まって餅のようにずっしり重く、固くなってしましました。(写真赤丸部分)
-----
![](https://assets.st-note.com/img/1705383830364-KRhtjfrxW8.jpg?width=1200)
パン作りではあまり良い結果にならなかった上新粉ですが、お好み焼きや揚げ物等の料理やお菓子づくりでは、小麦粉で作ったものと同じように美味しく仕上がったり、「ダマにならない」「サクサク・カラッと仕上がる」など米粉ならではのメリットで小麦粉より簡単・美味しく仕上がるものもあります。
当社では自家製米粉(上新粉)を使ったレシピをYouTubeやクックパッドで多数公開しているので、ぜひ一度ご覧ください。
■Youtube、クックパッドで米粉レシピを多数公開中です
■フードドライヤー「ドラミニ」家庭用製粉機「コナッピー」で料理をもっと楽しく
![](https://assets.st-note.com/img/1705371944886-BVvN1TPYpO.jpg?width=1200)
お米の乾燥に使用したフードドライヤー「ドラミニ」は干し野菜やドライフルーツ、ジャーキーなど様々な乾燥食品を天日干しよりも短時間で衛生的に手作りすることができます。
食品を乾燥することで保存期間がぐんと伸び、食べきれない食品を無駄にしないようにしたり、普段から非常食として備えておくことができます。
乾燥したお米の粉砕に使用した家庭用製粉機「コナッピー」は高性能のモーターと丈夫なステンレス刃で、乾燥野菜や穀物はもちろん、固い貝殻まできめ細かなパウダー状に粉砕することが出来ます。
小型ですが家電量販店などで販売されている家庭用のミルと比較すると数倍以上のパワーがあります。
ドラミニ・コナッピーの購入、製品詳細は「ラボネクト株式会社」へお気軽にお問い合わせください。
■食品乾燥機(フードドライヤー)や製粉機(ミル)を使ったドライフルーツ、野菜パウダー、米粉などの作り方を公開しています
![](https://assets.st-note.com/img/1705371993448-qjkTVDsZzV.jpg?width=1200)
当社のyoutubeチャンネルでは食品乾燥機「ドラミニ」を使った野菜やフルーツの乾燥方法、製粉機「コナッピー」を使った野菜パウダーの作り方を公開しています。
食品乾燥機での乾燥温度・時間の目安や、仕上がりの参考にぜひご覧ください。
また干し野菜やドライフルーツ、米粉を使った美味しいレシピも公開していますので、こちらもぜひご覧ください。
■食品の乾燥・粉砕のことならラボネクト株式会社にお気軽にお問い合わせください。
![](https://assets.st-note.com/img/1705371944994-jYdKDGxiQ6.jpg?width=1200)
「希望通りの乾燥や粉砕、粉末化や成形品になるのか?」「製品を直接見てみたい」などご購入前に確認したい点もあるかと思います。当社にはテストルームがありますのでご購入前に各種テストを行い、仕上がりなどをご確認いただけます。
素材を当社にお送りいただいても、当社へお越しいただいての立会テストも可能です。大阪近隣でしたら製品を持ってお伺いすることも可能です。
・カタログ資料請求
・御見積もり依頼
・電話で詳しい説明が聞きたい
・購入前に粉砕/乾燥などテストがしたい
・商品を購入したい
上記ご要望は下記の連絡先までお気軽にお問合せください。
Labonect株式会社
〒590-0941 大阪府堺市堺区材木町西1丁1-26-7F
TEL:072-242-8403 ※9:00~18:00(土、日、祝日除く)
FAX:072-242-8404
製品は楽天市場、ヤフーショッピング、amazonからもご購入いただけます。
■Labonect株式会社 楽天市場店
https://www.rakuten.co.jp/labonect1/
■Labonect株式会社 ヤフーショッピング店
https://store.shopping.yahoo.co.jp/labonect-shop/28bea6c9ca.html#sideNaviItems
■Labonect株式会社 Amazon店
https://www.amazon.co.jp/s?me=A3IV4N4A8Y5JXP&marketplaceID=A1VC38T7YXB528