職場での人間関係 NO9
今の職場は人がやたらと多い。
以前は苦手な人がいても、周りが嫌ってる人とも当たり障りのないことだけ話して笑っていられた。
今は全然ダメだ。自分への言葉じゃなくてもやたらと傷付く。
スピーカーの様にあれこれと他人の噂をする人、どんな取り組みにもやらないうちから文句ばかり言う人。
そんな人今までだってたくさん居たけど、負の雰囲気 だけでも凄く嫌になる。
苦手に感じる人が増えてしまった。自分が辛くなるだけなのに「檻」をイメージしてしまう。
どんどん檻が狭くなる。
今までは相手の嫌な面を見てしまっても、同時に良い面も知っているからとスルー出来た。
ふと、高台から周りを見回している様な感覚になる。
あれ?良い面も見ようと努めていたのは自分だけではないかと。
知りたくないことがドンドンと耳に流れ込んでくる。
一時期は髪で隠しながら耳栓をしていたほどだ。
自分が後輩に対して接した態度が適性だったのかも不安になって心療内科の先生に相談した。
「Laboさんがその時指摘しなければ中堅が何で何も言わないんだと文句言いますよ。職務を果たしてるだけです。」と言われホッとする。
どうにか自我を守りながらやっていきたいと思い「とりあえず」戦法にする事にした。
とりあえず、トラブルの目になる人から物理的に距離をとった。
とりあえず、方々から噂話が出やすい昼休みは外に出た。
とりあえず、後輩に注意しても響かない時でも、目の前の問題にだけ着目してアドバイスだけした。
とりあえず、心配してる人の事は自分で解決しようとせずに上司に投げた。
とりあえず、上司に対する不満があればもっと上の上司に投げた。
「とりあえず戦法」で今は誤魔化しながら何とかやっている。
哀しみで心が溺れそうになったら姉やプライベートの友達にLINEで吐き出し、泣きたくなったら風呂場で泣いた。
電話だと声聞いただけで泣いちゃいそうだし、文字に起こしてると何が嫌だと感じたのか自分の整理にもなる。
一歩づつで良いんだ。とりあえずで良いんだと自分に言い聞かせながら。