イラン人との結婚No3
彼と付き合ったばかりの頃、我が家では私の知らないところで家族会議っぽい事が行われていた。
どうやら彼に持たされた家族への果物が「こんなに気を使ってくるという事はかなり年上の彼氏なのではないか」と思われたらしい。
実際そういう部分も確かなのだが、「イラン人」が全体的にそうなのだ。
来客があれば紅茶、果物は必ずセットする。
「お腹すいてない?ご飯どうぞ」も同じくだ。
私が初めてイランへ行ったのは結婚後だ。
美容師時代はとても忙しく、1週間休むのもやっとだった。
イランの首都テヘランに実家はあるのだか、当時あった直行便でも行きは成田から13時間。実家へはそこから車で2時間ほどだ。
当時まだピチピチだった私は海外といえばハワイしか行ったことがない癖に、アフガニスタンあたりの中東情勢が不安定だったので心配し過ぎて泣く父親の気も知れず ワクワクしながら飛び立った。
相当後になって彼が白状したのだが当時ドンパチしているアフガニスタン上空を飛行機は飛び、イランの首都テヘランではサッカーのフーリガンで銀行などが投石や放火の被害にあっていた。
だから全然実家に留まらずにあちこち観光していたのか!!