AsMamaにて片付けワークショップを開催しました!
こんにちは。レタススタッフの三宅です。
先日、9月4日(土)に片付けが苦手な人のためのワークショップを開催しました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
このワークショップは、㈱AsMamaが提供する「子育てシェア」アプリというプラットフォームを通して開催しました。
なぜ臨床心理士が片付けに関するイベントをするのか?
背景として、以下のような理由があります。
・片付けが苦手な人は沢山いる。苦手と感じる程度も様々。
・片付けは学校や職場で教えてもらえないのに、生きていくには必要なスキル。どこで学べばいいのか?
・片付けができない「自分」に対して苦痛を感じ、片付けに対する抵抗感がある人もいる。
・片付けられない状態はメンタルヘルスにおいて様々な悪影響がある。
(散らかったままだと気が散る・判断力が落ちる等)
思い切って片付けの専門家に任せるというのも1つの方法ですが、費用やハードルの高さなどから難しいと感じる人もいると思います。
そこで私たちは「自分で片付けられる」感覚を持てること、それが体験できるよう場を作りたいと考えました。
以下のような仮説を立て、検証していくことも目的です。
①自分にとって大切なモノ(判断軸)が分かると、自分で片付けしやすくなるのではないか
②「捨てるものを選ぶ」というネガティブな視点ではなく、「好きなものを選ぶ」というポジティブな視点で片付けをする方が楽しく取り組めるのではないか
この企画はレタススタッフだけでなく、昨年末からスタートした「妄創」アップデートミーティングという企画に参加してくださった臨床心理士・精神保健福祉士のメンバーと一緒に考えたものです。そのメンバーたちも1人の片付けに苦戦している立場として、みんなと一緒に自宅で片付けに取り組みました。
片付けたいところは沢山ありますが、一度にすべて取り組むことはできません。なので、今回のワークショップでは洋服、その中でもトップスに絞ってモノと向き合う時間を作りました。(今後は、本なども開催していく予定です)
自分にとって大切なモノを探し続ける
30分ほど、自分の洋服たちとそれぞれ向き合いました。以下のような気付き・感想を頂いて、スタッフにとっても学びの多い時間となりました。
・余裕がないと冷静に考えられなかったが、仕事の服の多さに驚いた!
・実際に家に招いて手伝ってもらうのは勇気がいるが、同時進行でそれぞれが同じことをしている、時間の共有でこんなに片付けに向かう気持ちが変わるんだと思った。この時間に感謝!
・自分にとって大切なモノの役割にも、『身に着けておきたい・活力に繋がるモノ』と、『しまっておきたい・大事にしておきたいモノ』の2つあると思った。
・価値軸を作るのが難しかった。好きなポイントは沢山あるので、必要かどうか、収納力も含めて選び取る作業がいると思った。
・四季折々のタイミングを活用して改めて片付けをしたい。
・自分の軸を考えるために図を描いてみた。好きなモノはすぐに思い出せるモノだった。
・肌ざわり、安心感が自分にとっての軸。
・生活スタイルの変化によって、着る服が変わった。どれを残してどれを捨てるか、これからの課題。
・自分にとって大切なモノという軸には「鮮度」がありそう。今よく着ていても、1年後にはもう着ていないかもしれない。
最後は交流タイム。「子育てシェア」で託児をされた方のお話もお聞きしました。
モノを手放す方法は「捨てる」だけじゃない
そして交流タイムでは、もう着ないモノをどうすれば良いか、不要なモノの手放し方について話しました。
「捨てる」のではなく、違うものに形を変えて使うという方法です。子どもさんが小さい頃に着ていた服を、愛犬の服・手提げバック・買い物バックと形を変えて使われているものを見せていただきましたが、とても素敵でした!私も持ってみたいな、と思いました。
リメイクすることで、さらに価値が高まることに気付きました。自分でリメイクは難しいという人も勿論いらっしゃると思います(三宅もできません…)。そんなときは、リメイクが好きな人・得意な人にお願いすると、元の洋服に合わせて更に布地を追加したり、新たな好きなモノが生まれる良い循環ができるなと感じました。
次回のお知らせ
次回は、10月9日(土)10:00~12:00に開催します。ぜひ、みんなで時間を共有しながら、モノと向き合う時間を作ってみませんか?
ご参加お待ちしております。
詳細は以下のリンクからどうぞ!