話すことが大事
山が欲しい
そう思ってから、私はとにかく会う人会う人にその話ばかりしていました
話す相手は色々でした
親しい友達はもちろんのこと
当時、私は地元でカフェを経営していたので、いつも来るおなじみのお客さんに
取引先の女の子に
役所に勤める知り合いに
彫金教室の先生や居合わせた別の生徒さんに…
時にはカウンター越しに
時には一緒に食事をしながら
一度話し出すと止まらなくて
「これは私の妄想だけどね…」
という前置きにはじまり
「山が欲しいなと思っていて…」
と言ったら時点で、相手は
「???」
けれど、話を進めていくと
みんな顔がキラキラと輝いて
「それ!実現して!絶対行く!行きたい!」
となるのです
中には
「一緒にやりたい」
と言ってくれる人も
私がなにやら面白い事を考えていると聞きつけて
「詳しく話を聞かせて」
という人も
新しいアイデアのヒントをくれる人も
そんな人たちと夢の話をしていると、こちらもとてもとても幸せな気分になれてハッピー!
もう、こうなったら一万人の第九じゃないけど、一万人に話して、一万人と夢を共有したい!
夢を抱くのも語るのも「無料」
(当たり前だけど)
世の中
「なんか面白いことないかな〜」
って、毎日を退屈に過ごしている人が多いこと
私もその1人だったかもしれない
けれど、見つけてしまった
「大人の遊び」笑
私は到底1人では実現し得ない
この壮大な夢を、実現するにはどうしたらいいか、何が出来るかを考えて人に話すという、とてつもなく楽しくてお金のかからない「大人の遊び」を見つけてしまったのである
しかし
門の外から見て図面だけで想像しているだけでは限界がある!
よし!もうこうなったら次は門の中を見に行こう!
そうして私は土地を管理する不動産屋さんに連絡をするのです
(土地を買うお金もないくせに)