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プレゼンスライドをかっこよく美しく見せる一番の近道はあらゆるものを揃えること
プレゼンスライドをかっこよく美しく見せる一番の近道は、全体をとにかく揃えること。全体的に配置や配色が統一されているだけで、見る人が受ける印象は格段によくなります。デザインの初歩として、とにかく何でも揃えてみてください。ただし、わずかのズレが違和感につながるので、徹底的にです。
プレゼンスライドをかっこよく美しく見せる一番の近道は、全体をとにかく揃えて統一感を持たせることです。スライド全体を通して配置や配色などの見た目が揃っていると、見る人が受ける印象は非常によくなります。デザインの初歩として、まずはとにかく何でも揃えてみてください。ただし、わずかなズレが違和感につながるので、やるときは徹底的にやることが肝要です。以前に別の記事で紹介した「整列させる」や「一貫性を持たせる」というテクニックと、本質は同じです。
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では、具体的にはプレゼンスライドの何を揃えればいいのでしょうか?答えは「すべて」です。整列させることの重要性を説いた記事で説明したように、空間的な位置はもちろんです。他にも、フォント、配色、大きさから、使うイラストの雰囲気やページ切替のアクションまで、あらゆるものを揃えれば、統一感は否が応でもにじみ出てくるものです。全体が揃ってきて統一感が出てくると、今度は、揃っていない箇所が妙に目立ち始めますので、それを無くす作業が求められます。そうなってくると今度は、揃えようとするのではなく、揃っていないものを無くす、というぐらいの感覚でちょうどよくなってきます。
スライドのページが切り替わっても、揃っていなければなりません。例えば、スライド表題のテキストボックスの位置が前後のページと微妙にずれていると、それを見ている人は、ページをめくったタイミングですぐにそのズレに気がついてしまいます。人は、どの程度ズレているか定量的に認識することは苦手ですが、ズレているかどうか、微妙な差異の有無に対しては非常に敏感で、ぱっと見ただけですぐに認識できてしまいます。とくに、スライド切り替えのような動きがあると、なおさらです。このようなわずかな違和感を徹底的に排除していかなければなりません。
ほんの少しの違和感によって全体が台無しになってしまっているケースは、しばしば見られるので、細かい部分まで徹底的に気を配る必要があります。完ぺきに統一されたデザインになると、それを見た人はそもそも統一感があるとは感じずに、その内容だけに意識を集中するようになります。そこまでの状態に仕上げることができれば、まさに理想的です。
デザイン的に揃えなければならないのは、プレゼンスライドだけではありません。プレゼンスライドを含むすべての媒体で、統一されたデザインを採用するとさらに効果的です。
例えば、あなたは今、自身が開発に関わった新サービスを説明するためのプレゼンスライドを作っているとします。おそらくプレゼンスライド以外にも、チラシやポスター、動画、ウェブサイトなどでもそのサービスを紹介することになるでしょう。それらの媒体すべてのデザインを統一することで、その新サービスのイメージや価値観も統一され、見る人がそれを認知しやすくなります。つまり、いわゆる「ブランディング」に貢献することになります。
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とはいえ、ブランディングはその道の専門家にまかせればよいことです。この記事を見ているみなさんは、おそらくブランドマネージャーでもなければデザイナーでもないと思いますので、あなた自身がそこまで考える必要はありません。大事なのは、そうやってデザインを統一することが重要だということを、デザイナーも、デザイナーではない人も、みんなが理解しておくことです。
企業の場合、その企業自体のブランディングや、製品ブランドとしてのブランディングがあって、様々な媒体のデザインはすでに統一されているはずです。なので、デザイナーではないあなたがプレゼンスライドをデザインする場合も、その道のプロが作ったデザインを踏襲するだけで、非常にお手軽に、十分な効果が得られることになります。