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【目次】センスのいいプレゼンスライドを作ろう!

デザイナーではない人たちに向けて、「かっこよく美しいプレゼンスライドをデザインするにはどうすればいいのか?」をテーマにしたシリーズ記事を書いてきました。ここでは、これまで書いてきたそれらの記事を一覧にしてまとめています。「センスのいいプレゼンスライドを作ろう!」シリーズの目次としてみなさんのお役に立てば幸いです。


基本的な心構え

プレゼンスライドをデザインする

デザイナーではない普通の人でも、ほんの少し意識を変えるだけで、わかりやすく見栄えがいいプレゼンスライドを作ることができるようになります。すぐ使える小手先のテクニックを学べばいいというわけではありません。デザインに対する心構えや取り組み方をまずは知り、あとは実践を繰り返すのみです。

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デザインの目的は見る人の理解を助けること

プレゼンスライドをデザインする目的は、見る人が内容を理解しようとする行為を手助けすることです。伝えたいことを確実に、正確に、見る人に伝えるために、重要なことを目立つ色で強調し、要素の関係を視覚的に示し、図やイラスト、写真を効果的に配置します。デザインはあくまで手段です。

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デザイン上達に向けたレベルは三段階

プレゼンスライドのデザイン上達に向けたレベルは三段階。レベル1は良いか悪いかがわかる。レベル2はそれを説明できる。レベル3はそれを自分で実行できる。デザイナーではない人がまず目指すべきは、レベル1からレベル2の間。とにかくデザイン的な善し悪しを意識することからすべてが始まります。

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大切なのはセオリーとロジック

プレゼンスライドのデザインで大切なのはセオリーとロジックです。デザインはセンスだと思うかもしれませんが、情報を適切に伝えるためのデザインの原理原則を守り、内容を理解してその論理に従うだけで、デザイン的にも優れたプレゼンスライドへ仕上がります。そこに少しのセンスが加わればなお良い。

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ときにはデザインの原則から逸脱することがあっても構わない

プレゼンスライドをデザインするとき、デザインの原則から逸脱してしまっても構いません。例外は必ずあります。やむをえずデザイン面で妥協した結果、あるいは違和感を演出するためにわざと、セオリーや原則を破ることがあります。でもそれは、デザインのセオリーがわかっていればこそできる話です。

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デザインの原則

とにかく整列させること、それがプレゼンスライドデザインの基本中の基本

プレゼンスライド制作におけるデザインの基本セオリーの一つが「整列させる」です。配置、大きさ、距離など、あらゆるものを空間的に徹底的にそろえます。適当に配置することはせず、すべての要素を意識的にそろえて配置します。これだけで圧倒的に美しくかっこよくなり、見やすくわかりやすくなります。

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デザインに一貫性を持たせるとプレゼンスライドに統一感が生まれてかっこよく見える

プレゼンスライド制作におけるデザインの基本セオリーの一つが「一貫性を持たせる」です。見た目の何らかの特徴を、全体を通じて繰り返すことで統一感を出します。全ページに同じデザインのヘッダーやフッターを置いているデザインテンプレートをよく見かけますが、それも同じ効果をねらったものです。

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コントラストをつけるとプレゼンスライドの内容がわかりやすくなる

プレゼンスライド制作におけるデザインの基本セオリーの一つが「コントラストをつける」です。配置、大きさ、書体、色などに差をつけて違いを際立たせることで、重要度の強弱をつけ、情報を組織化し、階層構造を生み出します。そのとき、中途半端にならないように大胆に差をつけることが大切です。

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関係が深い要素を近くに、そうでない要素を遠くに配置する

プレゼンスライド作成におけるデザインの基本セオリーの一つに、「関係が深い要素同士を近くに、そうでなければ遠くに配置する」というのがあります。要素の関係性を物理的な距離で表現することで、伝えたい内容の論理的な構造を視覚化し、見る人に、よりわかりやすく情報を伝えることができます。

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そのプレゼンの目的は何なのか?それを常に意識してスライドをデザインする

プレゼンの目的が何なのかを常に意識してスライドをデザインします。見る人を感動させたいのか、注目を集めたいのか、あるいは情報を伝えたいのか。日常業務の一環としてスライドを作る場合の多くは、3番目に該当するのではないでしょうか。デザインもその目的に合ったものにする必要があります。

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プレゼンスライドではデザインが冗長にならないように気をつける

プレゼンスライドにおいて、デザイン的に冗長にならないよう気をつけなければいけません。テキストの一部を目立たせるために文字サイズを変え、行頭記号をつけて、文字色を変え、太字にして、アンダーラインを引くのはやりすぎです。結果的にデザイン面のムダが増えて美しさが損なわれることに。

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デザインにおいてはそうする理由があることだけをする、理由がないことはやらない

プレゼンスライドを作るとき、必要なことだけ、そうする理由があることだけをすることが大切です。根拠がない余計なことはしないようにします。そうすると、内容はもちろんレイアウトや装飾などもエッセンスだけを残して必要最低限となり、結果的にシンプルで美しくかっこよくなります。

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テクニックとヒント

まずはプレゼンの設計図となるストーリーボードを作ろう

プレゼンスライドにとりかかる前に、話の内容や話す順番などプレゼンの構成を示したストーリーボードを作成します。これから作ろうとするプレゼンの内容を自ら分析し、過不足ないコンテンツと論理的でスジが通ったストーリーを用意します。それを設計図にして、プレゼンスライドを作っていきます。

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空白を配置するという考え方でレイアウトをすっきりわかりやすく

プレゼンスライドをデザインするとき、空白を配置するという考え方をすることが重要です。空きスペースがあればそこにコンテンツを追加できると考えがち。でも思いきって空白を作ることで、見た目もすっきりして、配置された要素の関係を明確にしたり、見る人の視線を誘導したりできます。

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プレゼンスライドではイメージ画像を積極的に使おう

直感的にわかりやすいプレゼンスライドにするためには、イメージ画像を使うのが効果的です。Adobe StockやPIXTAなどの画像ライブラリ販売プラットフォームを活用するのがよいでしょう。写真や絵の方が文字より圧倒的に情報量が多く、見る人の潜在意識に働きかけることができます。

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プレゼンで使う重要な写真はできるだけ自分で撮るようにしたい

プレゼンスライドで使う写真は、できれば自分で撮れるようになりたいところです。自分で写真を撮るなら、構図やアングル、背景などにある程度の自由度があります。スライド内での使い方を想像して、それにふさわしい構図やアングルの写真を用意することで、スライドが洗練されたものになっていきます。

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プレゼンスライドでカラフルな色使いをすることは難しい

プレゼンスライドにおける色の使い方はじつは難しい。つい気軽にカラフルにしてしまいがちですが、本当にその色を使う必要があるのかどうか冷静に考えてみてください。最初はモノクロで作ってみるのもよいでしょう。色は他の要因(コーポレートカラーなど)によって制約を受ける場合も多々あります。

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プレゼンスライドに使うフォントの選択は重要なので慎重に

プレゼンスライドのテキストに適用するフォントの選択は非常に重要です。フォントが見る人に与える影響は大きく、慎重にフォントを選ぶ必要があります。しかも日本語フォントにはバリエーションが少なく選択肢は限られます。ビジネスにおいては主張が小さく、自然で美しいフォントが望ましいでしょう。

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プレゼンスライドをかっこよく美しく見せる一番の近道はあらゆるものを揃えること

プレゼンスライドをかっこよく美しく見せる一番の近道は、全体をとにかく揃えること。全体的に配置や配色が統一されているだけで、見る人が受ける印象は格段によくなります。デザインの初歩として、とにかく何でも揃えてみてください。ただし、わずかのズレが違和感につながるので、徹底的にです。

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内容をよく理解していればデザインに合わせてスライドの内容を変えることもできる

プレゼンスライドの内容を自分で考えて自分でデザインもできると、望みのデザインに合うよう内容に手を加えられます。テキストの長さを揃えたい、4項目を3項目に減らせればバランスがいい、図を横長にすればテキストを追加できる等のデザイン的な要求に対し、文言や図を適切な範囲で改変できます。

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プレゼンスライドで使う言葉の選択と使い方にはくれぐれも慎重に

プレゼンスライドを作るとき、使う言葉の選択と使い方にはくれぐれも慎重に。スライドに書く文章は短く、箇条書きやワンフレーズが多いため、長文と比べて一つの言葉の重みが違います。略語や業界用語を避け、同じものに対しては同じ言葉を使います。用語の統一もデザインの統一感につながります。

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プレゼンスライドで使う色やフォントに対して自ら「しばり」をかけることでデザインしやすくなる

プレゼンスライドの中で使う色数やフォントの種類を自ら制限すると、デザイン的に統一されて全体として美しくなります。これらの制限によってデザイン上の「しばり」が生まれ、余計なことをしなくてすむため、デザインするのがより簡単になります。スライド全体の統一感を出すためにも効果的です。

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これからもまだPowerPointを使い続けますか?Googleスライドを使う選択肢もあるのでは?

これからの時代、プレゼンスライドの作成には超定番のPowerPointではなくGoogleスライドを使ってみるのもよいかも。クラウド環境に最適化されていて、複数の人たちとの共同作業にも適しています。どんな作業環境であっても必ず同じ見た目になるのはデザインする上で大きなメリットに。

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プレゼンスライドの縦横比はさすがにもう16:9でよいのでは?

プレゼンスライドは縦横比16:9で作るのが望ましい。今やプロジェクタもスクリーンもパソコン画面も16:9がほとんどで、旧来の4:3では画面の左右のスペースをムダにするだけでなく、見る人にどうしても古くさい印象を与えてしまいがち。4:3のままではメリットよりデメリットが多い。

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文字間隔を変えてテキスト長さを微調整するテクニックは覚えておいて損はない

プレゼンスライドでテキストの長さを微調整したいとき、文字間隔を変えるのは効果的です。テキストを短くしたいとき、文章表現を工夫しても限界があり、文字サイズを小さくすると変になるし、半角文字を使うのはもってのほか。そんなときは文字間隔を狭くすると違和感なくテキスト長さを短くできます。

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プレゼンスライドの背景色は白にしておくと無難

プレゼンスライドの背景色は、まずは白を基本に考えると無難です。コーポレートカラーで背景をベタ塗りしたり、濃い背景色に白抜き文字を配置したりすると、個性的でインパクトが強くなりますが、配置する写真やイラストの色味との相性が悪いと台無しになります。白以外の背景色は上級者向けです。

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身の回りにある優れたデザインをスライドデザインの参考にする

プレゼンスライドを作るとき、身近にある秀逸なデザインを参考にするのも効果的です。誰かのスライドに似せるのではありません。CDジャケットやテレビCM、映画ポスターなど、文字とイラスト、写真で構成された優れたデザインが私たちの周りには溢れていて、デザインのヒントを与えてくれます。

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プレゼンスライドで使っているそのアニメーションは本当に必要?

プレゼンスライドにおけるアニメーション機能は、使わずに済むなら使わない、使う理由がある箇所にだけ使うのが基本です。あくまで必要に迫られて使う補助的な機能であり、過剰な演出は逆効果です。一方、ページ切り替え時のアニメーションは、ページが変わったことを認識させるために効果的です。

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プレゼンスライドをページごとコピペすると、デザインテンプレートもコピペされることを覚えておこう

プレゼンスライドをページごとコピペすると、デザインテンプレートもコピペされます。複数のプレゼンファイルからコピペを繰り返すと、様々なデザイン設定がコピペされて混在し、デザインの統一が難しくなります。スライドごとコピペせずに、テキストや画像を個別にコピペすることをおすすめします。

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