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LabTALK:越境していくことが自分の成長につながる。LabBaseのエンジニアが積極的に勉強会に参加する理由とは?

株式会社LabBaseでは、週に一度「Synapse LT(シナプスLT)」というオンラインのLT会が開催されています。今回はLT会には欠かさず参加するというドイツ出身でプラットフォーム開発本部のレップノ・ヤーノシュさんと、このLT会を主催するリサーチエンジニアの松井陽太郎さんにお話を伺います。


LabBaseに入社するためにドイツから日本へ

__まずはおふたりの自己紹介からお願いします。

松井:2023年8月に入社した松井です。LabBaseで3社目。リサーチエンジニアとして働きつつ大学院で「社会システム科学」の研究もおこなっています。

松井さん

「社会人博士でも働きやすい環境があればいいな〜」と理想を描きながら転職活動をしていたのですが、なかなか見つけられなくて。そんな時、テックリードの髙橋さんとお会いしたのですが、研究について高く評価してくれました。仕事はもちろんのこと、研究のことにも深く関心を持ってもらえたのが、うれしくて。LabBaseのパーパスである『研究の力を、人類の力に。』にも心をうたれ、入社することになりました。

__研究のテーマと仕事内容は関連している部分も多そうですね。

松井:そうですね。自分の中で、これは仕事、これは研究と区切っている感覚はあまりないかもしれません。もちろん締切のある仕事はそれまでに終わらせなければいけませんが、論文を読むことも、勉強会に参加することも、仕事や研究に繋がっていると感じています。

___素敵です! 続いて、ヤーノシュさんの自己紹介をお願いいたします。

ヤーノシュ:2023年12月に入社したヤーノシュです。前職はドイツの車業界で働いていました。自分の中で「そろそろ潮時かな…」と感じる部分があり、転職活動をしていく中で、日本のLabBaseを知り、入社することになりました。

ヤーノシュさん

__すごく日本語がお上手ですね!

ヤーノシュ:6年ほど前から独学で日本語を学び、JLPT(日本語教育試験)にも合格。せっかくだからと日本の企業も視野に入れて転職活動をしていたんです。何社か面接していく中で、私が使っていたRustというプログラミング言語を扱っているLabBaseに入社を決めました。

他にもLabBaseは面接をしていく中で、社風が自由で好印象だったんです。とくにスーツを着ていかなくてもいいラフな感じが、嬉しかった(笑)。6月頃面接をして、12月には入社しましたが、ビザなどもスムーズに対応してもらうことができました。日本に移住してからも、大きなギャップもなく楽しく仕事ができています。

勉強会やLT会にポジティブな社風

__お二人は別の部署で働かれているんですよね? エンジニア同士、情報交換はおこなわれているのでしょうか。

松井:他部署のメンバーとも比較的活発に情報交換していると思います。リモートしているメンバーもいるので、現在はオンラインでのコミュニケーションが中心。先日、ヤーノシュさんがミーティングツールの一角に作った「コードコーナー」は、他部署のエンジニアと交流するきっかけになっているんですよ。

ヤーノシュ:元々はRustについてもっと知ってもらいたい、語り合いたいと立ち上げたのですが、雑談部屋がチームを超えて盛り上がっています。「今この開発に詰まっている」とか「この仕様がわけわからない」と音声でやり取りできる部屋なんです。

私は週1〜2回は出社するようにしているのですが、出社していないメンバーとも「コードコーナー」で話せるのは、私にとってもメリットになっています。

__社内には「Synapse LT(シナプスLT)」があると聞きました。どんな取り組みなのでしょうか?

松井:社内限定のLT会で、オンライン上で週に1回30分ほど開催しています。主にエンジニアが参加していますが、濃い内容が多いんですよ。エンジニアのギークな面を掘り下げていくのが楽しくて、ファミコンのデータ解析について紹介する人から自分の好きな植物についてひたすら語ってくれる人まで幅広いLT会になっています。

ヤーノシュ:私もほぼ毎週、欠かさずに参加しています。


__すごい! オフラインでの開催はありますか?

松井:今のところはオンラインのみですが、今年5月にオフィスの移転を予定しているので、移転後にオフラインのLT会ができたらいいな〜とは考えています。また、社外の方も参加できるような、少し間口を広げたLT会に進化させていきたいですね。

__他に社内のコミュニティや勉強会などはありますか?

松井:他にも「クレートを読む会」は、隔週で開催されていますよ。

ヤーノシュ:これはかなりマニアックな会です。Rustでは、ライブラリーをクレートと呼ぶのですが、どんなコードがあるのかひたすら読んでいきます。主に業務で利用するオープンソースライブラリーが対象となっており、一緒にそれらの処理を理解しようとする会なんです。

この会を通じて私自身のRustへの理解もさらに深められています。まだ始めたばかりの勉強会ですが、みんなで情報共有していきながら進められています。「クレートを読む会」だけではなく、実際に業務の過程でオープンソースにコードなどで貢献ができており、オープンソースへの積極的な取り組みもまた、仕事のやりがいになっています。

松井:社内でRustについて一番詳しいのがヤーノシュさん。自然と共有できる雰囲気があるのがLabBaseならではかもしれませんね。

ヤーノシュ:もともと教えるのが好きな性格なのですが、教えられるようになるには、まず自分で理解しなければなりません。私の場合、「教えすぎだなぁ」と反省することも多々ありますが(笑)。

またエンジニアは、常に勉強しておかないとどんどん追い越されてしまう業種です。モチベーションというよりも「やらないと」という気持ちの方が強いのかもしれません。そこがエンジニアの苦労する部分でもあり、面白いところなんですけどね。

松井:うちの会社が勉強会に対してポジティブなことも影響しているのかも。勉強したい、知識を共有したいという“教え合いの文化”が醸成されてきていると感じます。

エンジニア同士で教え合いながら成長する

__“教え合い”っていい言葉ですね。LabBaseのエンジニアの共通点はどんな部分があると思いますか? また、どんな人がLabBaseに合うと思うか教えてください。

ヤーノシュ:共通点を一言にまとめるのはちょっと難しいですね。みんな個性豊かで、多様な人たちばかりなので。意識として共通しているのは、「交流を持とう」とする人が多いことかな? LabBaseのエンジニアたちは学ぶ意欲も高いので、立場に関係なく議論できる、わからないことは「わからない」と素直に言える環境をこれからも作っていきたいです。

松井:僕は、自分の好きとかこだわりが強い人が多いように感じますね。だからこそ教え合いができる人なら馴染みやすいし、楽しく仕事できるのではないでしょうか。教えるのが好き、教わるのも好きな人はLabBaseにぴったりだと思いますよ。

__最後にお二人がどんなエンジニアになりたいか教えてください。

ヤーノシュ:10年後に今書いているコードを見ても「お、いいコードが書けているじゃん」と思えるようなエンジニアになりたいです。個人的な目標としては、人の成長を促せるような人になりたいですね。どうしてもたくさん教えてあげたくなるのですが、答えを伝えるだけでなく、その人が「一人前」になるためにヒントを伝えて自ら正解を掴める、そんな人になりたいと思っています。

松井:ヤーノシュさんいいこと言いますね(笑)。

ヤーノシュ:ありがとうございます!

松井:僕の目標は、エンジニアリングって問題解決のためのツールだと考えているので、課題に対してどこよりも、誰よりも早くレスポンスできる、そんなエンジニアになりたいと思います。自分の研究や学びを仕事にも活かしていきたいです。


LabBaseでは「研究の力を、人類の力に。」をパーパスに掲げ、研究者の可能性を最大化させ、日本の科学技術の未来を明るくしたいと思う仲間が集まり、日々切磋琢磨しています。
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