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LabBaseの新たな挑戦は「アジア」へ
株式会社LabBaseは、日本国内にとどまらず、海外にも「研究の力を、人類の力に。」を広める取り組みを進めています。昨年には大学向けサービス『LabBase for University*』を開始し、大学や企業との連携を強化。研究の可能性を最大化することを目指しています。
その一環として、アジアの大学向けサービス『LabBase UKM*』『LabBase UTM*』をマレーシアで先行リリースしました。
今回は、2024年6月よりHead of LabBase Asiaとして活動する宮﨑さんに、LabBaseの海外展開について話を伺いました。
※いずれの名称も仮名称です。正式リリース時に変更となる場合がございます。
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プロジェクトの始まりは「熱意」
LabBaseのアジア展開はどのように始まったのでしょうか。
宮﨑: 「学生時代にベトナムで1年間ほどインターンを経験したことがあり、入社以来アジアでの事業展開に関心を持っていました。どうしても実現したいと思い、海外出張の機会をつくってマーケットの調査や現地の大学との連携を模索しました。海外大学の研究者と対話を重ねて課題をお伺いするなかでLabBaseが貢献できる可能性を感じたことが、このプロジェクトの大きなきっかけになりました。」
代表・加茂の視点: アジア展開の意義
LabBase代表の加茂も、宮﨑の行動力とアジア展開の重要性について強い期待を寄せています。
加茂: 「創業期よりLabBaseとして、世界中の研究者や企業が使いコラボレーションが生まれるプラットフォームを実現したいと考えていました。宮﨑が特にアジアでの事業拡大にとても強い想いを持っていたことは知っていましたが、知らぬ間に(笑)海外開拓を始めており、その可能性や手応えを共有してくれました。
LabBaseの事業展開しているマーケットを見ても、日本では研究開発費は年々増加し今後も増加見込みではあるものの、人口は大きく減少していきます。日本の企業や大学が持続的な競争力を維持するためには、アジアの研究人材を取り込むことがとても重要です。さらに、ASEANの研究力は近年著しい角度で成長しており、今が参入すべきタイミングだと思っています。アジア横断の研究エコシステム実現に向け、積極的にチャレンジしていきます。」
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現地調査を重ね、見えてきた日本との違い
現在、宮﨑さんはどのような働き方をされているのでしょうか。
宮﨑: 「頻繁にアジアへ渡航し、日本との慣習の違いや現地の研究者の抱える課題感を直接把握することを意識しています。日本の学生とアジアの学生では、研究やキャリアに対する価値観や大学院の進学や研究室活動の仕組みが異なるため、そうした違いを理解しながら、LabBaseのサービスを現地に適応させることが重要だと考えています。」
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アジアの研究者が自由に研究できる環境を目指して
昨年には大学向けサービス『LabBase for University』をリリースしましたね。
宮﨑: 「アジアのトップ研究大学との提携を進め、大学ごとに『LabBase for University』をリリースしています!ありがたいことに多くの大学院生や研究者の方にご登録いただきはじめました。国境を越えて海外のユーザーさんに登録いただけることは純粋にとても感動しました。これからは登録いただけたユーザーさんの人生が変わるような出会いをもっとお届けしたいと考えています。」
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LabBaseのアジア展開における最終的な目標とは何でしょうか。
宮﨑: 「現地の大学院の学生の研究発表会にも多く参加することにより、アジアの研究のレベルの高さやそこで研究する人たちの熱意の強さに驚くことが多いです。LabBaseがアジアの研究エコシステムを構築し、産業界⇔アカデミアや国境間のサイロを解消することで、アジアの研究力の向上に寄与したいと考えています。」
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2024年11月にプレスリリースした内容は、まだ第一歩にすぎません。大学、企業、そして研究者が共に成長できるエコシステムをグローバルに構築し、「研究の力を、人類の力に。」というLabBaseのビジョンを実現することを目指します。
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LabBaseでは「研究の力を、人類の力に。」というビジョンのもと、研究者の可能性を最大化し、日本と世界の科学技術の未来を支える仲間を募集しています。
現在、複数の職種で採用を行っています。カジュアル面談も可能ですので、ご興味のある方はぜひご応募ください。