クリアしたゲームの話 「The Unfinished Swan」
略してら母ジと申します。
ら母ジのレビュー、略して『ら母ュー』始まります。
先日クリアしたゲーム「The Unfinished Swan」について感想を書いていきたいと思います。
こちらがSteamの製品ページです。
絵本のような優しい世界
これはスタート画面になります。
これを見るとわかるように、絵本のような世界が舞台になります。
公式で出ているあらすじはこうですね
色を与えることでその姿を現す真っ白の不思議な世界、『The Unfinished Swan』に自分だけの冒険を描こう!
両親のいない10歳の少年・モンローは、母がのこした未完成の絵の中から抜け出し、絵本のような王国へと迷い込んだ白鳥の足跡をたどり追いかけます。
それぞれの章で新たな驚き、世界を探索する新しい方法、奇妙な(時には危険な)生き物、そしてこの王国を築いたエキセントリックな王との出会いがあなたを待っています。
ボリュームも短いチャプターが4つと非常に絵本チックです。
回収要素として途中に点在する王様の物語があるのですが、これも回収すると絵本のように優しい声で読み聞かせられます。
チャプター1の衝撃とチャプター2の感動
ゲームが始まると真っ白の空間に放り出されます。
プレイヤーができるアクションはジャンプとインク玉を投げること。
チャプターを進めるにつれインク玉の性質とそれに伴う謎解きの仕組みが変わっていきます。チャプター1で言うと、地形を染めて形を把握することで道を進んでいくことになります。
このチャプター1、本当に真っ白です。何も見えない。
ゲームにおいて真っ白の画面はほとんど見ることがないので、非常に衝撃を受けた物語の始まり方だったなぁと思います。
インクは自在に投げることができるので、自分なりの道筋ができると言いますか、ふと通ってきた道を展望してみたときに「探り探り進んできたはずの道」が「ある程度形の把握できる景色」として捉えることができるようになっていたことが非常に楽しく感じました。
まさしく「絵を描き終えた時の楽しさ」のようなそんな感じです。
チャプター1では「真っ白の街に住人たちが反発の声を上げ、王様がしぶしぶ影をつけていく」というところで王様の物語が区切られるのですが、チャプター2に入るとその王様の物語を追体験するかのように、景色に影が落とされます。
個人的に一番感動したのはこのチャプター2ですかね。
今までは真っ白であった背景に、影だけが描写されることで背景の形がグッと見てわかるようになったのが非常に印象的でした。
影を入れると立体感が出るという話は中学校の美術の授業などで言われた記憶があるのですが、本当に真っ白の世界に影が入るだけでしっかりと形が分かるようになったことが知覚できて面白かったです。
強いてマイナスの面をあげるとすると、値段に対してボリュームが少なめという点だと思います。
収集要素をほどほどに集めつつ2時間ほどでクリアできました。
そこを差し引いても内容としてはおススメですので、ゲーム性や雰囲気が気になった方はセールの際にでも触れてみてほしいです。
それでは失礼します。
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