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東京シティ・フィルのドラゴンクエストI・II 2024.10.16

またドラクエ(以下DQ)コンサートに行ってきてしまいました。だってしょーがないじゃないですかぁ、マジで心が癒されるんだものぉ。

交響組曲「ドラゴンクエスト I 」
交響組曲「ドラゴンクエスト II 」悪霊の神々
於:サントリーホール 大ホール
指揮:井田勝大
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
コンサートマスター:山本友重

久しぶりのサントリーホール、今回はステージの背後、P席をあえて取りました。

P席から

各楽器が何をやっているのか知るにはP席やLR席が良いですね。指揮者の表情や指示もよく見えるし。
DQ1の序曲ではピッコロが忙しいけどDQ2の序曲ではピッコロではなくフルートなのとか、DQ1のフィールド曲はハープのペダルがめちゃ大変なのとか、間近で観ていて気づいた点もいくつかあり。
ちなみに、同じように聴こえる序曲も1〜11まで全部違いますからね。私なんかは最初のファンファーレ聴いただけで何作目かわかります。(嘘。わかりません。)
で、P席でオーケストラと一体になっていて思ったのは、自分も一度はDQ演奏してみたいぃぃーー!!(>_<)
楽器やっててDQ好きで、なのにまだ一度も演奏したことないって心残りすぎる!
ちなみに、私がやりたいのは序曲だけではなく、王宮の音楽や村、洞窟や塔、戦闘の音楽も、すべてやりたい。(普通やらない)
中学時代にあたるDQ1〜3は特に思い入れが強い。

「音楽は心のタイムマシーン」はすぎやまこういち先生の名言。
私もDQコンサートを聴きに行くたび、心が中学生時代にタイムトリップ。
ブラウン管テレビの前でファミコンのコントローラーを握り、ピッピとコマンド入力している自分が見えてくる。
今でもDQ1の「ラダトーム城」を聴けば初めてDQをプレイした時のワクワクを思い出す。他にも、竜王の城の地下へ進むにつれ「洞窟」が少しずつ調とテンポを落としていく不安感、初めて竜王と対戦した時の緊張感(あのタッタッタッタッのリズムは自ずと心拍数アガる)、そしてなんとも言えない達成感を噛みしめながらスタッフクレジットを眺めるエンディング、どれも聴けばその時の気持ちが鮮明によみがえる。

プログラム

DQ2に関しては、発売直後から品切れで入手困難だったことも思い出す。当時、少年ジャンプとかで発売前から毎週小出しに最新の情報やゲーム画面が公開されてね、あの頃の自分はマンガとゲームとプロ野球のことしか頭にない厨房だったな。(今も変わらんが)
なんかこうして書いているうちに当時のクラスメイトの顔まで思い出してきちゃう。
私にとってDQの音楽はまさに心のタイムマシーン。

DQ2のパーティープレイは衝撃でしたが、仲間が3人になるとフィールド曲が明るく希望に満ちた曲に変わるというのも驚きでした。DQ1の舞台であるアレフガルドではちゃんとDQ1でのフィールド曲になる萌え演出だし、そうして3曲もフィールド曲を用意してくださったすぎやまこういち先生と製作スタッフの心意気には、今さらながら手を合わせて感謝したくなる。
交響組曲ではその3曲がひとつに編集されています。

DQ2では塔や海も追加されて、曲数も増えてどれもこれもすごく良いのですが、今回聴いていて一番感動されられたのは「王城」。
交響組曲では最初のターンを弦楽四重奏で演奏します。
ステージを囲む大勢の観客、そしてステージ上のオーケストラメンバーもが静かに見つめる中、4人だけの弦楽四重奏は息を飲むほどに美しかった。
普段、弦楽四重奏をホールで聴くことはほとんどないのですが、厳か且つ麗しく、すこし寂しげで、尊いー!
そして2ターン目から入る弦楽合奏、泣くかと思いました。最高。

DQ1の「ラダトーム城」もだけど、オーケストラで奏でるDQの王城の音楽はシリーズ通して全部良い。「レクイエム」も「聖なるほこら」もオーケストラ版すごく良いんだよな。エンディングの「この道わが旅」は言わずと知れた超名曲だし、まぁ要するに全部オーケストラの生演奏で聴くべし。

この日のアンコール

DQにはうるさそうな私ですが、ゲームのほうはじつは全部はやっていません (^ ^;)
DQ5までは何度もリピートプレイしましたが、その次は飛んでDQ8。でもラスボスがどうしても倒せず挫折。一昨年、久しぶりにDQ10をやり始めてみたものの、課せられるたくさんのクエストをクリアするのに疲れて途中で挫折。日常の課題をクリアするのに既に疲れてて無理。学生時代の気楽さと、やっぱり自由な時間がたくさん欲しい。。

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