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Hvalaセルビア‐40:発音が分からないからカタカナで伝えてみた
今日の最終目的地であるユーゴスラビア歴史博物館へ向かう。
ここには歴史資料のほかにユーゴスラビア社会主義連邦共和国の建国の父であり大統領でもあった「ヨシップ・ブロズ・チトー」が祀られている。
市街中心からバスに揺られて15分~20分程度「パルチザン・スタジアム」の付近にある。
クネズ・ミロッシュ通りからバスに乗る。運転手が座っているバス前方から乗り込み、仏頂面の年配のバス運転手に尋ねた。
「むぜい・いすとりや・ゆーごすらびえー?」
時間が止まったような感覚になる。
「むぜい・いすとりや・ゆーごすらびえー?」
次は、ゆっくりと少し大きな声で発語してみる。
案の定、通じない。
口頭質問はあっさりあきらめて「地球の歩き方」に記載されていた「ユーゴスラビア歴史博物館」のセルビア語を手書きで書き写したメモを見せた。
運転手は仏頂面のままうなずく。このバスで間違いないようだ。
郊外行きのバスは空いていた。乗り込んでから気付いたが、このバスには停まるバス停名のアナウンスもなければ路線図の表示も無い。
「地球の歩き方」の「クネズ・ミロッシュ通りから40番または41番のバス」という情報を参考にバスに乗り込んだは良いが、降車する「ムゼイ・イストリヤ・ユーゴスラヴィーエ」という名のバス停が何番目のバス停なのかが分からない。
ぐぇ。カエルが踏みつぶされたような声が漏れそうになる。
※To Be Continued「Hvalaセルビア‐41」へ続く。