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終戦記念日に思うこと
本日8/15は、日本では終戦記念日。
毎年、式典などが厳かに行われます。
子どもの頃。
『火垂るの墓』を観た時、感じた悲しみは大きかったですが……
沖縄県糸満市の平和祈念資料館を訪れた際。
戦時中の写真や戦後を生き延びた方のお話を伺って……
しばらく食事が取れなくなるほどの衝撃を受けました。
その平和祈念資料館の設立理念を引用します。
1945年3月末、史上まれにみる激烈な戦火がこの島々に襲ってきました。 90日におよぶ鉄の暴風は、島々の山容を変え、文化遺産のほとんどを破壊し、20数万の尊い人命を奪い去りました。沖縄戦は日本に於ける唯一の県民を総動員した地上戦であり、アジア・太平洋戦争で最大規模の戦闘でありました。
沖縄戦の何よりの特徴は、軍人よりも一般住民の戦死者がはるかに上まわっていることにあり、その数は10数万におよびました。ある者は砲弾で吹き飛ばされ、ある者は追い詰められて自ら命を絶たされ、ある者は飢えとマラリアで倒れ、また、敗走する自国軍隊の犠牲にされる者もありました。私たち沖縄県民は、想像を絶する極限状態の中で戦争の不条理と残酷さを身をもって体験しました。
この戦争の体験こそ、とりもなおさず戦後沖縄の人々が、米国の軍事支配の重圧に抗しつつ、つちかってきた沖縄のこころの原点であります。
”沖縄のこころ”とは、人間の尊厳を何よりも重く見て、戦争につながる一切の行為を否定し、平和を求め、人間性の発露である文化をこよなく愛する心であります。
私たちは、戦争の犠牲になった多くの霊を弔い、沖縄戦の歴史的教訓を正しく次代に伝え、全世界の人びとに私たちのこころを訴え、もって恒久平和の樹立に寄与するため、ここに県民個々の戦争体験を結集して、沖縄県平和祈念資料館を設立いたします。
沖縄へいらした際には、海や観光地を楽しんでいただきたいのはもちろんですが、平和祈念資料館へもどうぞ足をお運びください。
個人的には、終戦の日より6/23の『慰霊の日』の方が印象深い感覚ですが、本日は戦没者の追悼と平和を祈りたいと思います。
日々、細々と気になることはありつつも……
食事がとれて、お布団で寝ることができて、本を読むことができるのは、なんて平和なんだろうと思います。
便利さは増えたけれど、争いは減らない。
そんな世界を子ども達に見せたくないので、平穏な毎日に感謝して笑顔で過ごすよう心がけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀
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