6/23慰霊の日に読みたい沖縄の本
私が生まれ育った沖縄県では、毎年6/23は「慰霊の日」で公休日となっています。
子どもの頃は単純に「学校が休みで嬉しい!」と思ったりしましたが……
「慰霊」の意味を知ってからは、静かに祈る日となりました🙏
第二次世界大戦によって、うばわれた多くの尊い命。
慰霊の日は、戦争で亡くなった方の霊を慰める日であると同時に、戦争による悲しみが再び起こらないよう平和を願う日でもあります。
戦争に関する絵本は「ちいちゃんのかげおくり」や「かわいそうなぞう」など代表的な作品がいろいろありますが、本土の方があまり目にすることのない、沖縄戦がテーマになった本を10冊ご紹介します。
沖縄戦の絵本①つるちゃん
戦争によって家族を失い、ひとりぼっちになってしまった少女つるちゃん。著者の母親の実体験にもとづいて書かれた絵本です。
沖縄戦の絵本②おきなわ 島のこえ〜ヌチドゥタカラ〜
沖縄の悲惨な地上戦。痛ましいできごとが「原発の図」の作者によって描かれています。
沖縄戦の本③ひめゆりの少女たち
ひめゆり学徒隊。普通の女の子達が防空壕などで看護をしていたと知り、子ども心に衝撃を受け涙があふれました。
沖縄戦の絵本④てっぽうをもったキジムナー
大きな木にはキジムナーが住んでいて、みんなを守ってくれる。そんなおばぁの話を聞いて育ったさちこが戦争中キジムナーに助けられ……
沖縄戦の絵本⑤ウミガメと少年
沖縄の青い海とウミガメ。その表紙の美しさと対照的に、戦争の理不尽さを感じる沖縄戦の童話集。
沖縄戦の絵本⑥ちむどんどん
先述①「つるちゃん」の作者による沖縄戦の絵本。現在は沖縄の一部の本屋さんでしが手に入らないようです。
沖縄戦の絵本⑦なきむし せいとく
いつも泣いているせいとくが戦争に巻き込まれて……戦争は怖いと脅すのではなく、平和の大切さを伝えるために沖縄戦を絵本にする著者。
沖縄戦の本⑧デイゴの花
愛する者と引きはなされ、食べるものもなく、住むところを失い、人が人を信じられなくなる。そんな戦争の悲惨を語りつぎ、平和について考えるためのお話。
沖縄戦の本⑨りゅう子の白い旗
子どもの時、学校の体育館で観た1フィート運動の沖縄戦のフィルムが頭をよぎります。白旗の少女とは別の、りゅう子の沖縄のいくさものがたり。
沖縄戦の本⑩ケーイ〜命がおしえてくれたもの〜つしま丸・沖縄戦
避難するため乗ったつしま丸が遭難した。沖縄戦を体験したケーイが、生きることや平和の大切さを伝えてくれます。
上記の他にも、「水をください」や「おじぃの命くとぅば」など沖縄戦をテーマにした絵本はたくさんあります。
ご紹介した沖縄戦に関する本が、お子さんと一緒に平和を考えるきっかけになりましたら…幸いです🙏