けろりーぬ_ケロ子

雑記帳的に思ったことを記録していきたい。 きっかけはいつどこにあるかわからないし、それに気づいたら実現して何かを得てみたい。

けろりーぬ_ケロ子

雑記帳的に思ったことを記録していきたい。 きっかけはいつどこにあるかわからないし、それに気づいたら実現して何かを得てみたい。

最近の記事

【読書覚書】兼高かおる氏、2冊

先日、YouTubeを見ていたら、突然白黒画面のビデオがおすすめに上がってきた。 そのまま『兼高かおる世界の旅』の初回を見た。自分が生まれるよりも前の 時代、日本が急成長をしているさなかにさっそうと海外へ飛び出していく健康的な女性のドキュメンタリー。 時代を感じるところもあるが、ことば遣いや相手の男性との軽妙なやり取りがとてもツボに入った。クセになるといけない、と思いつつ、その後も時々動画を見ている。 そして図書館で探して本も借りた。2冊とも随分年季の入った本。 この方の人

    • 東京タロット美術館に行ってきた!

      雑誌などの今月の星占いは時々読み、しいたけ占いも最近は読んでいない けれど一時期は待ち焦がれていたときもあった。 今思い返すとやはりコロナ禍の頃だったと思う。  漠然とした不安を紛らわせるものを探していたんだと思う。 当時、ふとしたことでYouTubeでタロット占いの動画をいくつか見て、 まずカードのデザインが気になった。そして解釈も人それぞれ。 そのなかであるタロティストが気になって、今も定期的に更新をおいかけているのと、その方にお金を払ってタロット占いもやってもらった

      • 【読書覚書】おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った

        世界ことわざ紀行 と副題が有り、ありがたいことに岩波書店のサイトには 目次とあとがき(抜粋)が掲載されている。 ラジオで砂鉄さんとのトークを聞いて、まずなんとも言えない柔らかい雰囲気を感じその後、Xを拝見したところ、意地悪ベンチに無理やり寝てみる、やその他の活動(移民難民フェスや9月1日の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典の受付などなど)文筆家・イラストレーターという肩書からはだいぶ想像がつかない、意志のある活動をされている。 どんな内容なのかと期待しながらページをめくる。 見

        • 【読書覚書】仕事も人間関係もうまくいく引きずらない力

          いま、ラジオニュース聞きながらなのですが、「老人の日」って 聞こえた。調べたらいつの間にか9月15日がその日に制定されたんですね。 知らなかったけどあまり聞こえがよくないというか、灰色のイメージ。 「敬老の日」とよんだほうが、まだ少し印象が良い。 日本は祝日が多く、特に月曜が重なるのでいい加減にしてほしいとも思う。 話がそれてしまった。 枡野俊明氏2冊目。 コロナ禍からYouTubeを見るということを覚えてしまい、定期的にフォローしているタロティストがいる。その方が禅宗を

          【読書覚書】オパールの炎

          読み始めてから完了するまで、なんだかんだと半年近くかかってしまった。 かつて日本で実際にあった女性解放運動をもとにした小説。 各章はそんなに長くないし、決して読みにくい話では無いと思うのですが、私にとっては謎解き的な話だったので、一つよんでは一呼吸して振り返り、しつつ読んだ。 現代のように忙しく動き回る女性たちにはピルはあってしかるべきものだと思うし、性教育もふわふわな感じだったらなおさら自分を守る手段としてとりいれてもいいと私は思っている。  当時の社会では受け入れがたい

          【読書覚書】オパールの炎

          【読書覚書】台湾余香

          パンデミックが落ち着いて(とはいえ国内ではいろんな感染症が跋扈している)日本は四季を失ってしまった。今年は特に湿度の高さや異常な気象、世相に疲弊した方も多いと思う。 私も、今までの生活スタイルだと苦しく感じることが多かった。 例えば食生活。今までは朝は和食スタイルで‥と自分の方で維持していた パターンから抜け出さないと辛かった。ご飯が喉を通らない。 マンゴーを食べ始め、見様見真似でアジアの料理を作り‥といった具合でどうにかこうにか。 ふと、以前ラジオで武田砂鉄さんが台湾がお好

          【読書覚書】台湾余香

          【読書覚書】ラジオ報道の現場から 声を上げる、声を届ける

          コロナ禍の頃から、私にとってラジオは家にいるとき、特別なことがない 限りほぼ一日流れている。文字通り聴くこともあればそうでないことも ある。 澤田さん(勝手に親近感をもって”さん”付け) は『国会担当』という肩書はあるけれどそれ以外の報道にも携わり、最近ではPodcastや高校演劇案内、と八面六臂の活躍をされている。 この本ではご自身の経歴や、社会に出てからのこと、仕事上のこともコロナ対応をめぐる報道、東京オリンピック、311、国会会期中のことなど、多岐にわたって当時の裏側

          【読書覚書】ラジオ報道の現場から 声を上げる、声を届ける

          【読書覚書】決定版 十一匹のネコ

          巻末に井上ひさし氏の解説がついているので、解説から読み始めた。 『十一匹のネコ』といえば私にとっては幼稚園のときに読んだ、馬場のぼるさんの絵本に馴染みがあった。あの絵本は確か、巨大な魚をとりにいく、どちらかといえばのんびりとした内容だったと思う。 『父と暮せば』を読み終えたばかりだったからか、   人間に例えるとどうにも男性ばかりで構成された、小さな一個師団、 しか想像できなかった。(私にはなにかバイアスがかかっているのかと 少し落ち込んだけれど) 様々な性格のネコたちが

          【読書覚書】決定版 十一匹のネコ

          【読書覚書】父と暮せば

          先日、ラジオでこまつ座の社長をされている、井上麻矢さんの話を聞いたので、興味が湧き借りてみた。 作品は台本形式で記述されていたが、おおよそ舞台の装飾がイメージできたので、すんなり読み進むことができた。 私の頭の中でのイメージで読みすすめたので、実際は役者さんがどんな芝居をするのかはわからないが、広島弁での会話、特に父親のセリフは温かみがあり、ときおり脱力するようなオヤジギャグが挟まっている。 最近はAIのちからで、彩色された焼け野原などのシーンを目にすることもあるが、にお

          【読書覚書】父と暮せば

          【読書覚書】最近読んだ本2冊

          最近読んだ本ニ冊。 桐野夏生さんは『東京島』しか読んだことが無い。 武田砂鉄のプレ金ナイトに出ていたのを聞いて、お人柄に興味を持った。 生放送の出演を忘れていらしたようで、遅刻されてきたのだが、すでに砂鉄さんとの関係も構築されていたせいか、ほとんど動じていない。  まずそこで『なんて人だ(呆れているのではなく)私もかくありたい』と思った。その日の放送で扱われた最新刊『オパール』はさっそく買い求めて少しづつ読みはじめたが、作中で扱われている人物が登場しているということをリスナー

          【読書覚書】最近読んだ本2冊

          【読書覚書】それでも食べて生きてゆく 東京の台所

          パンデミック真っ盛りの頃に、何回かWEB上の連載を読んだ記憶がある。 雰囲気たっぷりの昭和の台所の写真が印象的。 あまり人の家に行くこともないし、自分の家にも人を積極的にはあげたく ない私ですが、新聞折り込みの不動産ちらしや図面をみながら妄想するのは 好き。 この本では台所の写真とその住人のエピソードが10本掲載されている。 掲載にあたっては、あらかじめエピソードを募集したそう。 なかでも心をひいたのは、多分2篇くらいあったと思うが、 ご近所付き合いが絡むエピソード。 今

          【読書覚書】それでも食べて生きてゆく 東京の台所

          【読書覚書】きみはなぜ生きているのか?

          青木理さんの新作を手に入れたので、ジブリの映画で似たようなタイトルのものを思い出し、ネットでググったらこの本にたどり着いたというとっても不思議な出会い。 著者は、哲学者の中島義道氏。 存じ上げずにネットで調べ『闘う哲学者』というキャチコピーを目にする。 日本社会の騒音(まちなかにあふれるアナウンスなど)にご意見が有る方の様子。 なんだか手ごわそうだけど、音や光に辟易している私には通じるところもあるから、ぐらいの気持ちで借りてみた。 学校に通うことができず3ヶ月ほど引きこもっ

          【読書覚書】きみはなぜ生きているのか?

          【読書覚書】台所太平記

          夜寝るときのお供、youtubeの朗読サイトで知った本。 面白い話だなとうつらうつらしながら聞いていて翌日、 谷崎潤一郎の作品!?と驚き、早速図書館へ。 結論からいうと、谷崎潤一郎が嫌い、苦手な方にこそぜひ 読んでいただきたい。 晩年に週刊誌に掲載された、谷崎家歴代の女中さんの列伝。 山口晃さんのイラストが絶妙。 (被り物の理由は、いかついイメージを和らげるため、だとか) 細かいエピソードはやはり実際に読んで味わっていただきたい。 現代とは違って、女中さん(お手伝いさん

          【読書覚書】台所太平記

          【旅行覚書】東海汽船_高速ジェット船で行く!日帰り伊豆大島バスツアー

          パンデミックの頃に、旅行会社のHPを覗くのが気晴らしの一つだった。 性格的に、前から計画するのが苦手だったり気詰まりになってしまうので、事前に予約をする必要は有るけれど日帰り旅行だと心理的な負担が低いので、時々利用している。 だいぶ以前から、小笠原諸島には一度行きたいと思っていたが、なかなか ハードルが高いと思っていたら、その手前に日帰りで行ける場所があるではないか!ということで昨年、春に椿祭り、年末に2回目、 そして今回が3回目、だいぶ気に入ったみたい。 今回の目的は#

          【旅行覚書】東海汽船_高速ジェット船で行く!日帰り伊豆大島バスツアー

          【読書覚書】50歳からのごきげんひとり旅

          おそらくラジオか、ネットの記事をみて読んでみようかと思ったのが きっかけ。 ネタバレになってしまうのかもしれないが、正直なにを伝えたいのかが よくわからなかった。 例えば荷物少なめにしたい、であれば今は動画サイトで紹介されている。 一人でも利用できるお店の紹介もあったけれど、この本で紹介されたら 混んでしまうのでは?とか思ったり。 個人的にひっかかったところは、 随所に見られる、おっかなびっくり感と、旅先で下着を処分する ということ。 最初は誰しも初めての経験に慎重にならざ

          【読書覚書】50歳からのごきげんひとり旅

          【読書覚書】谷崎マンガ 変態アンソロジー

          夜、うまく寝られないときに備え、朗読を聞きながら布団に入ることが多い。 先日、夜中にふと起きたときに流れていたのが、女性の朗読で谷崎潤一郎の『台所太平記』であった。 うつらうつらしつつ聞いていたのだが、谷崎潤一郎にしては人畜無害な話とだな、と気になったのですぐに図書館で借りた。(現在、少しづつ読んでいる) 『台所太平記』には味わい深いイラストが入っている。 調べたら、谷崎マンガ(今回覚書書いたもの)から引用された、山口晃さんのもの。 この山口さんのマンガを読みたくて、再び図

          【読書覚書】谷崎マンガ 変態アンソロジー