三重県尾鷲市ってこんな素敵な町でした。
三重県には津市や、伊勢市、鈴鹿市、松坂市など有名な市がいくつもあります。
私の中で尾鷲市は、他の有名な市に隠れている状態でした。
私がまだ尾鷲市を知らなかった時のイメージ
・世界遺産 熊野古道がある
・田舎
・三重県のどの辺りに位置するか知らない
・美味しい食べ物があるのか知らない
そんなイメージしかありませんでした。
でも実際に行って、体験してみて変わりました。
尾鷲市には絶景があり、美味しい食べ物がある。
「素敵な町、尾鷲市」だと。
尾鷲市に絶景がある。
私は熊野古道に興味があり、1度は行ってみたいと思っていました。
熊野古道は三重県や和歌山県など、各所から熊野古道へ入る道があります。
友人が尾鷲市に住んでおり、聞いたところ熊野古道は近所でした。
案内してくれる事になり、早速尾鷲市に行きました。
熊野古道 馬越峠
熊野古道は熊野詣のために作られた道で、往復約600kmもあります。
そんな熊野古道の中でも人気なのが綺麗な石畳で有名な馬越峠。
大きな石が1つひとつ綺麗に敷かれており、石畳は2kmにも及びます。
機械の無い時代に人が作り上げた道だと思えない程の、綺麗な道でした。
雨の日には、石畳の隙間に水が流れており、神秘的な光景を見る事もできます。
私が行った日の前日が雨だったので、見る事が出来ました。
天狗倉山
標高522mの山。
山の頂上付近にオチョボ岩と呼ばれる巨大岩があり、岩には登ることができ、展望台として使われています。
山域の多くがヒノキの植林地になってる事でも有名です。
オチョボ岩からの景色
尾鷲の海、港、町を見渡す事のできる大自然の展望台。
景色が良いと聞いていましたが、ここまで綺麗だとは思ってもいませんでした。
私はオチョボ岩からの景色に満足していましたが、尾鷲にはもっとすごい景色がありました。
そこは足がすくむ程の絶景で、言葉を失う程でした。
象の背(便石山)
標高599mの山。
天狗倉山の西側に隣接する山で、山頂付近には「象の背」と呼ばれる巨大岩があります。
写真のように、岩の形が象の背中に見える事から、この名前が付けられました。
※岩の上に行く時は、足場が狭いので踏み外さない様に注意が必要です。
この象の背は、また来たいと思わせてくれる絶景を用意してくれていました。
象の背からの絶景
まさかこんな絶景が見られるなんて思いませんでした。
銚子川、天狗倉山、尾鷲湾、尾鷲の町を上から見下ろす大パノラマ。
山肌から飛び出した岩の上から見た景色は、今までの出来事を全て癒してくれる様な景色でした。
尾鷲市の海鮮は、新鮮で美味しい。
夜、尾鷲に住む友人に連れられてご飯に行きました。
尾鷲でオススメは海鮮との事。
友人も「期待していて!」と意気込む程で、私も楽しみにしていました。
芹の花
友人に連れられて行ったのは、あまり目立たない路地にこじんまりと構えられた店でした。
民家の一階を改築した様なお店で、中では10人が食事ができる程のスペース。
カウンター席だけが明るくなっており、落ち着いた雰囲気の店内。
(店内の写真は撮り忘れました。)
友人が予約をしてくれていたので、本来18時オープンの所を17時半オープンにしてくれていました。
そんな粋な計らいをしてくれる大将は、元々港で競りを行なっており、魚の目利きでは有名人。
漁師と一緒に仕事をしていた事もあり、とても気さくな方で、食事をしている間とても楽しい時間でした。
メヒカリの唐揚げ
カツオの刺身
海鮮以外にも注文し、食べた料理は10品程でした。
海鮮は予約をして初めて、店長が港で新鮮な魚を買ってきます。
(美味しい海鮮を食べたいと思ったら、予約必須です。)
お酒のお供に
海鮮だけでも十分楽しめますが、お酒も楽しみの一つです。
新鮮な海鮮はお酒にとても合う。
他にもタチウオや、ガス海老なども頂きました。
至福のひと時でした。
網干場(あばば)
尾鷲のご飯は夜だけではありませんでした。
昼に行った網干場というお店。
外観は少し古びていますが、このお店に連れてこられた理由はすぐに分かりました。
店内がおしゃれ
お店の中は船の中をイメージされており、食事も船内で食べているかの様でした。
大人気の「刺身&天ぷら定食」
鯛やタチウオなどの刺身、ガス海老や野菜の天ぷら。
店主が今朝釣った魚や、畑で収穫した野菜で作られた定食です。
驚いたのは、アジの骨も天ぷらになっていました。
贅沢な景色を眺めながら料理を頂く
山と海を堪能しながら、山と海の幸を頂く。
久しぶりにゆっくりとした時間を感じる事が出来ました。
私の中で尾鷲市のイメージは変わりました。
熊野古道しかないと思っていた尾鷲市には、こんなにもいい所がたくさんあるんだと知る事が出来た良い旅になりました。
また熊野古道やお店で出会った人達も、気さくで良い人達ばかりで本当に楽しかったです。
有名な観光スポットを巡る旅も楽しいですが、たまにはこういう知らない町を旅してみるのも新たな発見や、経験になるので良いですね。
尾鷲、また行きます。