慶應義塾大学病院での出産から退院まで
昨年の秋、この私もついに初めて出産をしました。
初めての出産でドキドキもしていましたが、病院のみなさんの手厚いサポートにより、無事に母子共に健康で退院することができて感謝しております。
慶應病院で出産を考えている人の参考になればと思い、出産レポを書こうと思います。
入院〜出産に関しては別記事に書いたので、出産後から退院までをこちらでは書こうと思います。
私が選択した分娩方法は、計画無痛分娩です。
出産後
立ち会い分娩だったので、出産後1時間くらいは夫と一緒に感動を分かち合っていました。1時間過ぎると看護師さんに「はい、じゃあ旦那さんは荷物まとめて下のローソンとかでお菓子とか買ってきてくださいね〜買ってきたら我々に渡してください」みたいな感じで、あれよあれよという間に夫サヨナラ。
慶應病院はスタバもあれば、ナチュラルローソンもあるのでとりあえずお菓子やら飲み物を買ってきてもらい、あとで看護師さんから渡してもらいました。ブラウニー美味しかったよ!
ちなみにこのあとは面会ができなかったので、退院まで夫の顔を見ることができない。
股を縫われたりと処置が終わったあとは、大出血もしていたためベッドごとゴロゴロと運ばれ病室へ戻る。朝5時半起きから、麻酔があったので水以外飲めなかった私、待望の晩御飯。すき焼き的な何かでした。美味しすぎて5分くらいで食べ終わった記憶。
アレルギーに関しては入院前に言うと配慮してくれます。私の場合生の海藻は消化できない旨を言ったけど、いまいちわかってもらえなかった(生の海藻を消化できるのは日本人だけだとおもう)。
その日は授乳なしでした。点滴やら色々打って、その日は就寝。母子別室です。
授乳の方針
慶應はお母さんの考えをわりと尊重してくれるところなので、こうしたい!って希望には柔軟に対応してくれます。母乳がなかなかうまくできなかったので、私はほぼミルクでしたが責められることはありませんでした。
手絞りで瓶に出したりもしましたが、これがめっちゃ痛い!入院中に電動の搾乳機を買ったので、家に帰ったらコードレスのやつで楽してました。入院の時も持って行けば良かった…
ナースステーションのあたりに搾乳室があり、消毒済みの瓶もずらっと並んでいましたが、謎のミルトンも並んでいたので、自前の搾乳機を持って行けばつかせてくれるのかも?搾乳室は利用中の札があるため、なかなか他のお母さんと鉢合わせはしませんでした。
搾乳機はこれを買いました。コードレスなので、絞りながら他のことができるのがいい!手動はめんどくさそうなのと、コードがあると動けなさそうなので、クーポンもあるこれにしましたがいい感じでした。2人目のときは病院に持って行って使いたい。
また、慶應では授乳スタイルは2パターンあります。
・3時間毎に呼ばれる
それより前に赤ちゃんが泣いても、看護師さんが対応してくれる
・泣いたら呼ばれる
1時間でも2時間でも、ご飯食べててもシャワーの時間でも関係なく呼ばれる
最初は慣れてないのもあり、3時間毎にしてもらいました。変更も可能だし、最初から泣いたら呼ばれるスタイルでも可能。
入院は5日間でしたが、3日目から呼ばれるスタイルに変更しました。お母さんの希望を聞いてもらえるので、相談しやすかったです。
産科病棟からトコトコ歩いて行くと、小児科のNICUがあるのでそちらへ行き授乳。授乳クッションなどはなく、他のお母さんは持ってきており、私はプルプルしながら授乳してたのを思い出します。あれめっちゃ必要ですね…いまのがヘタったら、サイベックスのクッションのやつがほしい。
最初は授乳室でしたが、途中からNICUにてコロナが発生したため、NICUのパーテーション区切り?になりました。
我が子に何もなくて良かったのと、こんなにすぐに自分の子は大丈夫だろうか?という心配でご飯が喉を通らなくなるということを経験。
面会
コロナもあり、面会はできませんでした。
赤ちゃんとはガラス越しに15分ほどではありますが、お父さんなどは見ることができます。その場合はお母さんが授乳の際に看護師に、「今日パパがきます〜」みたいな感じで一声かける必要あり。
時間短いのと、予約制なのでそこは注意。
慶應にはスタバなどなど色々あるので、ナースステーションの人に一声かければ買いに行くことも可能です。私もスタバやらナチュローで買い食いしてました。
その際マタニティパジャマ(慶應レンタルのやつ)と旦那さんぽい組み合わせも見たので、みんな病棟の外で会ってるのかな〜と思ったり。よくわからないですが。
シャワーや洗濯機
シャワーは予約制で、シャンプーやボディソープなどは自分で持って行く必要あり。忘れても下のナチュローで売っているので、そこはなんとかなります。
問題はドライヤー、マジで貧弱なのでショートヘア以外は乾くのか?ってレベルだった。なのでロングの人は持って行ったほうがいいです。
私は持っていかなかったため、ドライシャンプーで退院まで頑張りした(めちゃつらかった)。シャワーのみの部屋が二つあり、まあ予約制なので他の人が勘違いしなければ鉢合わせることはない。そんなに狭くありませんでした。
ソープ、大きめタオル、ドライヤー、あたりは持って行ったほうがいい。
ドラム式洗濯機もあり、それは小銭を入れることで利用可能。
現金は盗難リスクもあり、持っていかなかった(アホ)なので、洗濯機使えなかった…。Apple Watchで自販機とかやればいいや〜って思ったけど、小銭は必要ですマジで。自販機はApple Watchが便利です。
お祝膳
退院の前日の晩は、お祝膳がでます。
持ってくる人やらいろんな人に「おめでとうございます」って言われるの、すこし照れました。
特に追加料金については案内はなし。でも多分追加料金あります。1500円とかなのかな。大きなテーブルに綺麗に盛られたフレンチみたいなご飯がゴロゴロと運ばれて、おお〜となりました。もちろんですが、他の病院食も大変美味しいです。産科は他の病棟とは違うらしく、ご飯大だし量も多い。けどぺろりと食べれる。朝のパンがめちゃくちゃ好きです。
ちなみにこのお祝膳を食べてた時に授乳に呼ばれたので、10分くらいで爆速で食べて授乳にいきました。お祝膳だと、待ってくれたり看護師が対応することもできるそうなので、みなさんは心配しないでほしい。
まあ食べるの早いしいいや〜行きます行きます!って言ったら、無理しないでください…って若干引かれた様な気がしました。
慶應ミキハウス
これはなんだか期間限定っぽい?
慶應の箱に入ったミキハウス商品の詰め合わせ。慶應マークが入っているわけでらありませんが、箱はしっかり慶應です。
ひよこ柄の帽子や短肌着、ファーストシューズやベビーオイルなど。他の人の投稿を見ると、違う柄だったりもするので、時期によって変わるのかもしれません。
あとは慶應とミキハウスのロゴ入りの銀の写真立てももらえます。これは誕生日や名前を入れて注文する(お金はかかりません)QRコードが書かれた紙をさっと渡されるので、そこで注文しました。
後日忘れた頃に届きました。
退院と支払い
退院の日は何時頃に出ますよ〜を伝え、持ってきたお着替えに我が子を着替えさせて清算という流れ。
早く退院して家に帰りたかったため、一番早い時間にしました。
赤ちゃん連れて病室などは入れないので、荷物は事務さんが持ってくれたりと色々ありましたが無事に夫と一階で合流。
初めての赤ちゃん、大丈夫かなとドキドキしながらも精算を待つ。
一時金50万円を引いて、手出し36万円でした。
無痛分娩が12万ほどで、赤ちゃんの入院費が13万くらい(赤ちゃんの分は区の助成で、のちに全額返ってきました)。
無痛も17時までに出産が終わったのと、平日だったので大きな追加料金はありませんでした。
帰りにこれから入院するおばあちゃんに、赤ちゃん可愛いねえ本当に…本当にと泣いて我が子は拝まれていました。
色々と思い出しながら書きましたが、これから出産する方の参考になれば幸いです。
合併症がなくとも、慶應は受け入れてくれるのと無痛分娩もあり、全体的に満足のいくお産でした!2人目も同じところがいいのかな?
次の出産の時はドライヤーと搾乳機と授乳クッション持っていきます!