挨拶とTheme of patlabor2 について

挨拶

始めまして。得垓真躯尽(えるがいまくつ)と言います。このnoteでは私が語りたい事について好きなだけ語っていく予定です。映画、アニメ、小説等、様々な作品についての解釈や感想なんかが多くなると思います。読みづらいかと思いますがよろしくお願いいたします。

Theme of patlabor2

さて、初回から色々語っていきます。今回は楽曲について。今回は1993年の映画「機動警察パトレイバー2 the Movie」より、「Theme of Patlabor2」です。押井守監督によって制作されたこの映画、機動警察パトレイバーシリーズの劇場版2作目であり、シミュレーションムービーともいえる超大作であり、私も5回ほど見ていますが、何度見ても色褪せないとんでもない作品です。そんなパトレイバー2から、今回はオープニング曲であるTheme of Patlabor2について。川井憲次氏が手掛けるこの楽曲は、私の知る限り2回程アレンジされ、様々なアルバムに収録されています。パトレイバー2の世界観、そして作品全体を象徴するこの曲はオープニングで使用され、一気に作品へと没入させ、同時にワクワクさせてくれます。タイトルコールがされ、イントロが流れる瞬間は、何度見ても色褪せません。ドラムの響きから静かに展開していき、様々な音が重なっていく。やがてはボーカルが入り、盛り上がりを見せながらもドラムのテンポが変わる事はありません。完璧に調律されたこのリズムが癖になるのです。劇中では、レイバーのテストが行われる中この曲が使用されますが、その穏やかな曲調と、どこか物寂しい曲想は、平穏な日常を表現するにはぴったりでしょう。しかし、そんなやさしい曲調の中にもどこか不安で、不穏で、重たい雰囲気があります。調律のとれたドラム、物寂しいコーラス、淡々と響くピアノ。平穏を装う町、水面下で広がるクーデター、戦争と平和。パトレイバー2の世界観を表すのに、これ以上ぴったりな楽曲はありません。

アレンジ

Theme of Patlabor2には、2つアレンジがあります。
1つは、サウンドリニューアル版。これは2002年にソフト化に伴い音声がリニューアルされたものです。しかし、こちらには原曲とは違った良さがあります。イントロで強調される鈴の音色、追加された重低音の打ち込み、徐々に増えていくコーラス、そしてアウトロ前の盛り上がり等、挙げればキリがありませんが、どれも原曲とは違った印象を感じます。鈴の音色は劇中の冬、そして柘植と南雲隊長の関係性を感じますし、重低音が入る事で、原曲には無かった明るい音色を裏から支える様な構造が出来上がっています。これはパトレイバー2で繰り広げられてきた状況そのものですし、徐々に増えていくコーラスは、終盤の特車二課再結集を想起させます。パトレイバー2という物語そのものを表している様なアレンジとなっており、私はとても好きです。
もう一方は、プレサウンドトラック等に収録された、「Kenji Kawai Version」です。こちらは尺も2倍程あり、大胆なアレンジが加えられています。原曲よりより暗さが強調されており、パトレイバー2のストーリーで感じとれた、儚さが強調されている様に感じます。こちらはコンサートでも演奏されました。

終わりに

今回はTheme of Patlabor2について語りました。これは私の解釈、感想であり、まったく批評でもなんでもありません。しかし、この曲が完成されており、様々な方がアレンジを投稿していることから、この曲が様々な人に愛されているのは事実でしょう。とにかく、私は大好きです。毎日聞いてます。アレンジを投稿されたら必ず聞きに行くので、アレンジが盛り上がる事を祈っています。パトレイバー2も30周年ということですが、今も色褪せない傑作なので、是非見てみてください。リアクティブアーマーがえっちで好きです。長い事ありがとうございました。最後に一言。

このnoteはね、リアルな批評をやるには狭すぎる。


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