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体幹機能で考慮したい胸腰筋膜と呼吸
1.胸腰筋膜の解剖
脊柱起立筋は胸腰筋膜という筋膜で覆われており、頸部・胸部・腰部に分かれ、腰部はさらに前葉・中葉・後葉の三層で構成されています。
前葉|腰方形筋を包み、大腰筋に連結し、腰椎横突起の前面に付着している。
中葉|外腹斜筋・腹横筋・内腹斜筋を腰椎横突起に付着させている。
後葉|広背筋と大殿筋を連結している。
このように胸腰筋膜は体幹の前後・側面の筋群と連結しており、表層の広背筋-大殿筋の連結を有することから、体幹機能に重要な役割を果たしていると考えられます。
地面→四肢からの反力を胸腰筋膜を介して脊柱に伝達され、さらに上下肢にその力が伝達されることで、上肢・下肢から発生する張力が身体を安定することに貢献していると考えられます。
逆に言えば、一部の機能不全は体幹全体に影響を及ぼし、上下・対側の四肢に影響を及ぼす可能性も考えられます。
以上から、
体幹筋の起始部の連結を担うとされる胸腰筋膜の張力を発生させることが、体幹全体の安定性獲得に貢献すると考えれます。
2.呼吸と体幹機能
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