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knee-inを防ぐ体幹-股関節制御

方向転換におけるカッティング動作は、素早い方向転換を可能とするため、その能力向上はスポーツパフォーマンスの向上に必須となります。
しかしカッティング動作は素早く方向転換するため、大きな力が要求される動作ともなります。

そのためスポーツ障害、特に膝関節の障害はカッティング動作で起こりやすく、リハビリの過程においても復帰に向けたトレーニングを行う必要があります。

膝関節にストレスが加わりやすいカッティング動作
❶体幹側屈|体幹がカッティング方向と反対に傾く
体幹回旋|体幹がカッティング方向と反対に回旋する
ワイドスタンス

❶❷では体幹側屈・回旋による膝関節外反・内旋モーメント増大を回避する必要があります。
またワイドスタンスはCOM(Center of Mass|身体重心)の移動が不十分な場合にBOS(base of support|支持基底面)を移動させる戦略となり、結果膝外反モーメントを増大させることになります。

以上から、障害予防の観点および方向転換におけるカッティング動作改善のためのアプローチ方法をご紹介します。


体幹側屈・回旋と股関節制御

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