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CKCトレーニングのバリエーション|基礎
姿勢制御・運動制御能力を高めるためには、立位でのトレーニング(CKCトレーニング)が必要となります。
さらには負荷(重量)を加えることで筋力強化のトレーニングとしてもCKCトレーニングは有効なトレーニングであることから、医療現場及びスポーツ現場で多用されるトレーニングとなります。
筋力強化を目的としたトレーニングをする上で、姿勢制御能力・運動制御能力が不十分な状態では効率的な力発揮は困難となり、一部位に負荷を集中させることになります。
そのため医療現場では姿勢制御・運動制御能力向上を目的としたトレーニングが主となり、痛みを軽減させることを目的としてCKCトレーニングが行われることが多いのではないでしょうか。
スポーツ現場では制御能力向上だけに留まらず、筋力強化を目的として高負荷のトレーニングを行うことが多いと思いますが、効率的な力発揮のためには姿勢制御・運動制御の向上も必須となります。
今回は姿勢制御・運動制御の観点からの動作の見方と、CKCトレーニングのバリエーションをご紹介します。
1.CKCトレーニングと重心制御
トレーニングの負荷設定には様々な要素があり、重心移動の観点から負荷設定をする際には重心移動の3つのフェーズを考慮します。
phase1|重心を支持基底面内に静的保持する
phase2|重心を支持基底面内で移動させる
phase3|重心を支持基底面外に移動させる
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トレーニングを考えた際に、筋力トレーニングの代表であるスクワットはフェーズ1〜2(多少の前後移動があるため)のトレーニングと考えられます。
重心の前後移動を最小限にすることで関節モーメントの増大を抑制し、重心を上下動させるトレーニングであると考えられます。
フェーズ2では支持基底面内で重心を前後移動をさせるため、支持基底面内を大きく動かす能力を向上させる必要があると考えます。(例|ケトルベルスイング)
フェーズ3では重心を支持基底面から外すことで移動が伴うため、重心移動の際の衝撃吸収と推進の動作戦略を評価し、トレーニングする必要があると考えます。(例|フロントランジ)
2.静的姿勢制御の評価
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