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腰痛の運動療法・アスリハ
2023.3-2024.2 投稿予定記事
7月 膝関節靭帯損傷の評価・アプローチ
膝関節靭帯損傷の運動療法・アスリハ
8月 股関節の評価・徒手療法
股関節の運動療法・トレーニング
9月 脊柱・骨盤帯の評価・徒手療法
体幹の運動療法・トレーニング
10月 腰痛の評価・アプローチ
腰痛の運動療法・アスリハ
11月 胸郭・肩関節の評価・徒手療法
胸郭・肩関節の運動療法・トレーニング
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1.筋・筋膜性腰痛に対する運動療法
筋・筋膜性腰痛
筋・筋膜性腰痛とは、
筋・筋膜に局所的に負荷が集中することで組織損傷、炎症を起こし、周囲組織の癒着・滑走障害が生じます。
また局所的な負荷が加わるだけでなく、不活動が続くことで筋萎縮や線維化により滑走不全が生じ、痛みを誘発する場合もあります。
筋・筋膜の伸張性や滑走不全は、脊柱を安定化させる体幹筋機能不全を招くことから、患部の問題だけに留まらず、機能不全を起こしている筋の機能改善や動作全体の問題を解決する必要があります。
動作改善と運動制御
インナーマッスルの機能不全は腰椎の不安定性を招き、アウターユニットによる制御が高まることで、脊柱の剛体化を招き、筋・筋膜への負荷が高まることになります。
そのため腰部の筋機能不全に対して、腰椎を制御するインナーマッスル(腹横筋・多裂筋・骨盤底筋・横隔膜)の機能改善が必要となります。
腰部疾患に限らず、筋機能不全に対するアプローチは単に筋力を強化するだけでなく、運動制御能力(自動運動を制御する能力)を改善するアプローチによって目的に合った適切な動作を行えるようにトレーニングを行う必要があります。
運動学習とトレーニング指導の実際
姿勢を安定化させることで運動の方向性を適正化させ、運動制御能力を高めることで課題に対して適切な運動を起こすことを目的としてトレーニング指導を行います。
❶課題設定|抽象的になりすぎず具体的になりすぎず対象者と共有する
→課題動作に対して必要な姿勢制御・運動制御を抽出する
❷姿勢制御能力を高める|上半身質量中心・下半身質量中心の位置から重心位置を推定し、垂直性の安定性を得るためのトレーニングを行う。
→感覚刺激を全体or局所のどこにするのかを考え指導する
❸運動制御能力を高める|Ankle・Hip strategyに必要な柔軟性の確保、筋力強化を基に、課題動作に対して段階的なアプローチを行う。
→課題の難易度によって、適切な位置に運動が起こっているかを確認しながらトレーニングを進める。
トレーニング指導時のポイント
✔︎感覚刺激を適正化する(視覚に頼りすぎない)
✔︎適切な課題設定(自由度が低下しすぎない・適度に失敗する)
✔︎類似動作トレーニングと構成要素トレーニングのバランス
✔︎褒める
動作を改善するトレーニングでは筋・腱の生理学的変化だけでなく、運動学習を促すアプローチが必要になります。
2.上半身質量中心後方・下半身質量中心前方
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