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仙腸関節からの動き作り

仙腸関節は仙骨と左右の腸骨から成り立つ関節であり、重力や上半身質量中心から生じる力を左右の股関節に分散する他、床反力を仙腸関節を介して体幹に伝えることから、荷重分散や力の伝達のために重要な関節となります。

そのため、仙腸関節の機能不全は力の吸収・発揮能力を十分に機能させることができなくなることから、局所と全体の連動性を考える上でも仙腸関節の適正化は必須になると考えます。

また動作改善を図る上で、仙腸関節を評価・アプローチすることで末梢と中枢の連動性、体幹機能の改善を図ることが動き作りの基礎となると考えます。


❶仙腸関節の運動

仙腸関節の運動には仙骨前傾・後傾(寛骨に対して)があります。
仙骨前上方への動きである前傾と、仙骨後下方への動きである後傾には寛骨の動きを伴います。

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