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足関節インピンジメントに対する即時アプローチ

足関節を動かすと詰まって動かない

そんな経験をすることは多いのではないでしょうか。
特に訴えが多い、足関節の前方でつまりを経験することが多いのではないでしょうか。

足首がハマっていないのはめて下さい!!

スポーツ選手を対応しているとこんなことを頼まれることが少なくありません。
時間をかけて改善したいところですが、即時アプローチができるに越したことはありません。

そこで今回は足関節前方のつまり感である、足関節インピンジメント症候群(骨性or軟部組織性)と言われる前方組織のインピンジメントの原因とアプローチをご紹介します。

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1.足関節前方インピンジメント症候群

❶足関節前方インピンジメント症候群|骨性
衝突性外骨腫|Footballer’s ankleと言われるもので、脛骨下端前面に距骨が衝突し、微細損傷を繰り返すことで骨棘が形成されます。
本来足関節は背屈時に距骨が後方に移動しますが、周囲の軟部組織の影響により距骨の後方移動が制限され、背屈時にインピンジメントが生じるとされています。

❷足関節前方インピンジメント症候群|軟部組織性
軟部組織性の足関節前方インピンジメント症候群は、足関節内反捻挫などの外傷後、瘢痕形成や滑膜の増殖が原因となりインピンジメントが生じるとされています。

いずれにせよ、背屈時の異常運動が原因となり骨性及び軟部組織性のインピンジメントが発生します。
そのため背屈時の運動軸を評価する必要があります。

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