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運動療法|下肢編

下肢疾患では徒手療法によって関節機能の改善を図り、運動療法にて関節周囲筋の機能改善を図ることで症状の改善を目指していきます。
運動療法では初めにOKCトレーニングにて筋機能改善を図り、CKCトレーニングにて多関節との連動性を獲得し、さらなる筋機能の改善を図ります。

下肢疾患では主にスクワット動作やスプリットスタンスでのスクワットにて改善を図ることが多いことから、スクワット動作に必要な運動療法とその改善アプローチをご紹介していきます。

スクワット動作における股関節運動
スクワット動作において股関節は屈曲・外転(内旋)することから、運動連鎖を阻害する要因を改善する必要があります。
スクワットを深く、フルスクワットまで股関節屈曲するには、股関節屈曲に加えて外転し臼蓋と大腿骨頸部の衝突を回避する必要があります。
さらに骨盤が前傾することから股関節は相対的に内旋する必要があります。

つまり純粋な股関節屈曲可動域に加えて屈曲外転可動域、内旋可動性が必要になると考えます


1.立方骨挙上エクササイズ

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