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膝関節障害予防のための復帰基準|DNVの改善
膝関節疾患を誘発する代表的なマルアライメント・マルユースであるKnee-in(膝関節外反+下腿の内側傾斜)は、前十字靭帯損傷や半月板損傷に限らず、膝関節周囲の軟部組織に伸張、圧縮、剪断ストレスを加えることで、様々な膝関節疾患を引き起こすとされています。
またKnee-inは膝関節機能の問題に留まらず、他関節の機能異常により誘発されるとされていることから、全身機能を評価して改善を図る必要があります。
▶︎Knee-inの改善方法はこちら
スポーツ活動中において
身体アライメント異常(マルアライメント・マルユース)に加え、ストップ動作やジャンプの着地時には大きな力が加わることから、受傷起点となりやすい動作となり、障害発生につながります。
そのため膝関節疾患の予防として、筋力強化・可動性改善・姿勢制御能力の向上など多角的にアプローチする必要があるが、障害発生肢位を考慮した姿勢制御能力の評価として、ダイナミックアライメントの評価と改善が必須になると考えます。
1.膝関節疾患の受傷肢位
knee-in動作で受傷するとされている前十字靭帯(ACL)損傷の受傷肢位は、
膝関節外反+下腿内旋+脛骨前方変位
と報告されています。
上記肢位において
同側への体幹側屈及び対側への外旋によって、重心位置が膝関節より外側に位置することで、膝外反モーメントが増大し関節圧縮力が加わることで、下腿内旋や前方剪断力が増強し、損傷リスクが高まると考えられます。
そのためknee-in改善のために、足関節・股関節機能の改善に加えて体幹筋強化により姿勢安定化を図ることで障害予防・再発防止に向けたトレーニングを行う必要があります。
▶︎障害予防についてはこちら
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