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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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#脊柱

脊柱・骨盤帯の評価・徒手療法・運動療法

以降の投稿予定記事はこちらから 1.脊柱の重要性脊柱に付着する筋は遅筋線維が多く、身体の位置を適切に受容し、適切な位置に修正するために必要な固有受容器が豊富であることから、姿勢制御能力を高めるには脊柱に付着する筋群の柔軟性・筋機能を保つ必要があります。 遅筋は脊柱を安定させる役割を担い、脊柱の伸展運動では多裂筋が脊柱を分節的に動かし、長肋筋や広背筋は大きな力発揮を可能とすることから運動制御能力を高めるには、各筋の機能を高め役割分担できるようにすることが重要となります。

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筋出力改善のための脊柱コンディショニング

コンディション不良時の典型的な姿勢として、猫背姿勢(胸椎後弯)があります。 腹部を中心とした体幹前面筋の緊張が高くなり、抗重力筋である体幹後面筋の機能不全により胸椎後弯が増強し、その結果腰椎前弯が減少します。 姿勢だけでコンディション不良と判断するわけではないですが、胸椎後弯が増強することで筋出力の低下が起こる可能性があるため注意が必要となります。 筋出力を保つには脊柱の弯曲が重要となります。 脊柱には生理的弯曲(頚椎前弯・胸椎後弯・腰椎前弯)があり、弯曲があることで身

多裂筋とハムストリングス機能改善

体幹-股関節伸展動作において脊柱起立筋、多裂筋、大殿筋、ハムストリングスが働きます。 そのためハムストリングスの肉離れを予防する上で、股関節伸展動作における大殿筋との関係性、また体幹のインナーマッスルである多裂筋との関係性を評価し改善する必要があると考えます。