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腸脛靭帯炎 | ➋ 可動性改善

今回は腸脛靭帯炎に対する可動域改善のアプローチについて解説していきたいと思います。

前回は評価の方法についてご紹介させていただきました。

腸脛靭帯炎に関わる可動性の制限

腸脛靭帯炎に関わる関節の制限因子として以下の要因が挙げられます。

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➊腸脛靭帯の過緊張

腸脛靭帯の過緊張は腸脛靭帯炎の危険因子となります。

腸脛靭帯自体は伸張性に乏しい組織のため、腸脛靭帯を構成する大殿筋と大腿筋膜張筋の柔軟性を改善することが求められます。

➋下腿内旋制限

腸脛靭帯遠位部の滑走性の低下は下腿の外旋偏位を招き、下腿内旋の可動性を低下させる可能性があります。

➌足部回内制限

足部でも距骨下関節とショパール関節の回内制限は足部接地時に下腿外傾を招き膝関節内反を助長し、腸脛靭帯下の脂肪体に対する圧迫ストレスが増加させる要因となります。

腸脛靭帯炎に対する可動性改善アプローチ

➊腸脛靭帯の過緊張改善
大殿筋、大腿筋膜張筋ストレッチ
➋下腿内旋可動性の改善
外側広筋-腸脛靭帯リリース
下腿内旋ex
➌足部回内可動性の改善
距骨下関節回内・ショパール関節回内

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