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Osgood-Schlatter病 |➋ 可動域改善
今回も引き続きOsgood-Schlatter病に対するアプローチの方法を解説していきます。
前回は評価についてご紹介させていただきました。
【Osgood-Schlatter病|➊ 評価 】
Osgood-Schlatter病では膝関節に対しては大腿四頭筋による脛骨粗面に対する牽引ストレスを減少させることが求められます。そのため大腿四頭筋の柔軟性改善だけではなく原因となる姿勢に対するアプローチも重要となります。
Osgood-Schlatter病における可動域改善
Osgood-Schlatter病に多い、骨盤が前方偏位する姿勢では上半身の後方偏位を招き、大腿四頭筋による持続的な遠心性収縮を招きます。
骨盤前方偏位では股関節は伸展位となることが多く、股関節と膝関節をまたぐ大腿直筋の遠心性収縮により、脛骨粗面に対する牽引ストレスが増加する可能性があります。
また股関節伸展となりハムストリングスの柔軟性が低下し、骨盤後方移動(股関節屈曲)が制限されることも予測されます。
また相対的に生じる上半身の後方偏位では胸椎は後弯が増加することにより伸展制限を有し、上半身の前方移動を制限している可能性があります。
可動域改善アプローチ
可動域改善には全身の姿勢と膝関節に対するアプローチを行います。
➊姿勢に対する可動域改善
骨盤前方偏位に伴う股関節屈曲制限に対してはハムストリングス、上半身後方偏位に対する胸椎伸展制限の改善を図ります。
➋膝関節に対する可動域改善
膝関節対する可動域改善には大腿四頭筋の中でも大腿直筋の柔軟性改善を図るため股関節を含めたアプローチを行います。
【動画内容】
1|骨盤前方偏位
・ハムストリングスストレッチ
2|上半身後方偏位
・胸椎伸展エクササイズ
3|膝関節
・大腿四頭筋ストレッチ
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