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12/30 土嚢の会

今回はボードゲームメインです。


Orion Duel

最近のボードゲームっぽい見た目だが、完全なアブストラクト。
いくつか勝利条件のあるコネクションゲーム。

ボードに散らばったマスのうちのいくつかは繋げてしまうと負けになり、部分的に相手の色も配置することができるので接続は慎重に伸ばしていく必要がある。さらに、その特定のマスには配置に制限があるのでうまく自身のみが有利になるようにスペースを確保するというような戦術も立てられる。戦略に寄りがちなコネクションゲームが苦手な人も遊べるかもしれない。


Amoeba

アブストラクトゲーム博物館の中島雅弘氏の比較的初期のゲーム。
チェックメイト系のゲームの中では特に気に入っている。

序盤でかなりの駒を動けなくされてしまい、ほとんど勝てる見込みがなかったが、そこから詰むまでに思ったよりも時間がかかった。持将棋に持ちこめる可能性もあったか…?(それでもスタック数で負けていたと思うが)

Toğızqumalaq

参加者の紹介で遊んだ、マンカラの一種。

蒔き終わりの場所が(相手の陣地内で、)偶数個であるだけで獲得できてしまうので、自陣の駒の個数にかなり気を遣う必要がある。マンカラの戦術を学ぶには悪くないゲーム。

マンカラ系統では相手の陣地の駒が無くなった場合に自陣の駒を全て獲得できるというルールがよくあるが、これだと終盤は時間をかける方が得になるので一気にテンポが落ちてしまってあまり良くないと思う。伝統ゲームの宿命か…

boop.

最近話題のn目並べ。

核のシステムは非常に扱いやすい3目並べと非常に扱いにくい衝撃波システムを組み合わせて適度な扱いやすさにするというシンプルな思想で納得感がある。
それだけでもゲームとして成立するが、成長ルールを設けることでLOTを扱いやすくしたような戦況が変わりやすいゲームに仕上がっている。

アートワークも相まって、しっかり「デザインされた」ゲームだと思います。

Stairs

今回のKanare_Abstract。

あー面白い。上に行きたいので、それができるように下の自駒を動けなくし、相手駒を解放して移動を強制する、Pent-Up系統の動きをかなりダイレクトに伝えられる実装。
見かけ上リードを保っているプレイヤーがはっきりしていて、にもかかわらずそれがコロコロ変わるのが楽しい。戦略的には全然わかりません。

DiEcT

共有の駒を動かしてチップを集める。壁にぶつかるまで曲がれないというタイプの動きだが、止まった後に後ろに戻れない仕組みになっているのが面白い。

ボード上にあるものはすべて共有されているので手番順のゲームと言えるが、小さいループを作ってしまうとそこを回ることでパスに近いような手を打つことができる。こうなるとその時点で勝っているプレイヤーが非常に有利になるような単調なゲームになってしまう気がする。

toreros

駒を配置してループを作るゲーム。駒数が少ないのでほとんどの場合長方形を作ることになると思う。

駒の配置によって相手を妨害することがほとんどできない、ように思える。別の種類の駒を動かすことで相手の駒を取り除くことができるが、それの配置にも手番がかかり、勝利条件のトリガーにもなっているのであまり得をしていない、ように思える…が?
先手必勝ではないかと話しながら遊んでいたが、気付いたら後手が勝っていた。なんだかよくわからないゲーム。

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