3月17日 籠の中に鳥。
まさに「イエスタデイをうたって」の状況だった。
SNSの日記でこんなことを書くのは失礼かもしれない。
けど、この記憶は少しでも言葉にしておきたい。
見ていたらごめんなさい。
失恋。
僕が一方的に彼女を女性として好きで、彼女は僕を友達として好きで、始まりそうな予感があったが、それがはっきりとした。
それだけなのだ。何か月もの時間をそれで済ませるのは、悲しい気もする。たった、たったそれだけなのだ。思いのズレが収まったんだ。彼女は優しかった。思いやって、何か月にも渡る言葉を受け止めきってくれた。
かなり色んな話をした上で、関係性にストレスのない関係はない、そう言っていた。我慢してくれていたところが多少なりともあったらしい。悔しい、そうでありたかったけど、そうじゃなかった。
「好き」と思ってしまうのは仕方がない、とも言っていた。思いを伝えたくなって伝えるのも仕方がないというようなことも。もう僕は女性として彼女を「好き」かは分からなくなった。少なくとも平熱になった。「依存」だったのかもしれない。「依存」じゃない恋愛感情がどんなものかはまだ未経験なので知らないけど。しがみついていたのかもしれない。寂しかったのかもしれない。強くなりたい。
彼女のおかげで女性への苦手意識はかなり少なくなり、価値観も変わった。また少しだけ、彼女のおかげで漸進できた。本当にありがとう。
(2021.3.17)
写真:西條快
いただいたものはすべて創作活動にあて、全国各地を回って作品をつくったり、地域に向けた演劇活動の資金にします。「たった一人でもいいから、人生を動かす」活動をより大きく、豊かに頑張ります。恩返しはいつになるか分かりませんが、必ず、させてください。よろしくお願いします。