話の腰は七曲り、エイト・ビートで万事休す
みなさん、映画はお好きですか?
嫌いって人はそうそういないと思うのですが総合芸術、地球はもう滅亡するというさなか(当時1999年といえばノストラダムス、みんなが彼のことを思っていた年)にどんどんとハマっていき、それはもう上映時間さえあえば内容もよく調べずに観るほどになりました。
ただ恋愛映画、君だけはどうしても好きになれないんだ、ごめんね。
映画館でバイトも始め、学校生活以上に刺激的な面々に溢れ、個々で得意な映画ジャンルも違い、それとともにみんな何かしら好きなことをやっていました。演劇、絵描き、音楽、自主制作映画などなど。みんなからの刺激も受け、僕もこの頃、映画と共に好きだったのは音楽と、服飾。
少し歴史を遡ると高校時代、そこまで興味はなかったもののなぜかワクワクして毎週欠かさず見ていたものがテレビ東京で放送されていた「ファッション通信」でした。BSに放送が移ってしまってからは見る手立てがなく、その後、テレビ自体見なくなってしまったので、この見ていた間に刺激を受けたのは計り知れないぐらい計り知れない。そこで知ったのはそこまで興味がないのにワクワクする、なんかわからないけれど、すげえ! って言う興奮。
故アレキサンダー・マックィーンさんの1998AW〜2001SSまでのショーはまさしくなんなんだこの世界観は! と今観ても興奮し、ヘルムート・ラングさんの1999AWのショーも鳥肌総立ちで興奮してきっと死ぬまで、や、死んでも着ていたい服として愛用し、少しずつ集めています。
(モノづくりをしている手前、他人様のものを許可なく載せるのはおこがましく、ご興味がある方はYouTubeでショーを見てみてください)
学校でも授業の一環としてとあるCG映画のファッションデザインに応募してみよう! という課題があり、描いたもののオリジリティもクソもない過去に刺激を受けたもののミックスしただけと言う粗末なものでかすりもしませんでしたが、ここから自分で服をデザインしてみるということ、デザイン自体に興味を持ち始めた転機でもありました。
しまった、映画の話をしようと思って書き始めたのにファッションについての話になってしまった。ノストラダムスさんをも持ち出して映画の話にしたのに、これはノストラダムスさんもいつの間にか円狐につままれてる! とお嘆きになっちゃいますよね。
そうですよね、では、また次回におあいしましょう。
円狐(まるこ)