もー完熟? ノーまだよ(MO KANJUKU? NO MADAYO)
音楽は良質の薬だと思っています。
気分が落胆しているとき、大好きな曲を聞くと足の裏から頭の天辺までズキンと電流が走り、鳥肌が総立ちし色づいた音の波が押し寄せてくる。そしてその音は何も知らない小さなお子さんたちも体を揺すってリズムを取る。これってすごいことですよね。そして音楽は万国共通、譜面は共通言語。音楽は人類を救うんじゃないかとさえ思います。宇宙人によってこの地球が侵略されてもある曲によって壊滅を免れることができたなんて話もありましたからね。映画「マーズアタック」の話ですが、どうも円狐(まるこ)です。
母はピアノの教師、父方の叔父は民謡歌手、三味線奏者といった母のお腹の中にいる時から音楽のある環境で育ち、中学から高校卒業までサックスを吹き、20代前半はスカバンドに所属していましたが、なんと楽譜が読めないのに活動していました。
どう吹いていたかというと耳コピです。口笛が吹けるまで何度もなんども曲を聴き、それからサックスで吹くという荒技で凌いでいました。ただアドリブはコードすらも理解していなかったので今聞き直したらめちゃくちゃだったんだろうなあと思います。一緒にやってた人たちはいいね,なんて褒めてくれてましたが自信なかったので信じられませんでした。
何話前に書いたか忘れてしまいましたが、高校卒業後、一瞬サックスで食べていこうなんて頭をよぎりましたがそもそも楽譜が読めない僕が音楽の専門学校に受かるはずもないんですよね。ましてや2,3年前から始めたばかりのよちよちのヒヨコでニワトリのようにさえずる事もできませんでしたし。
しかし学生の頃、その後の進むべき道を見つけられるなんてすごいですよね。進路ですか。ほんとに何も思いつきませんでした。うちは子供がいないので教えることはできないのですがもしいたら焦らずいろんなバイトでもしながら見つけてくれたらななんて思います。そもそも僕の血を遺伝してるのでバイトをしてくれるのかわかりませんが。
いろんなお仕事しました。大体は3日と持ちませんでしたし、なかにはお昼休みで帰宅してそのまま辞めてしまうなんてこともしました。
そんな今日、うちの窓から外をぼんやり見ていたら近所で老朽化したマンションの取り壊し工事をやっていて、ああ、ショベルカーの免許とっておけばよかったな。調べてないので分かりませんがきっと持ってる人も多くはないので就職には有利だろうな。なんて若い時は思いつきもしなかったことをふと思いました。そもそも車の免許すら持ってないので思いつくはずもないのですけれど。
僕以外のみんな、本当にすごいなと思います。
でも僕からしたらみんな脇役だから宇宙人から脚本もらってるんでしょ? 僕だけこの世界でアドリブで生きてるんでしょ?
ちょっと待って! 読んでる私からしたら円狐自信が脇役なのバレた!? また円狐につままれている!? とお嘆きのあなた。
そうですよね、では、また次回におあいしましょう。
円狐(まるこ)