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登場、登壇、大団円

その日は緊張のあまり一睡もできなかったのです。
そうです、とうとう『すみだストリートジャズフェスティバル(以下すみジャズ)』本番が開催された前日の夜、ミュージシャンでもないのに緊張して眠れなかった男がいます。そう、僕、円狐(まるこ)です。

当日19日の土曜日、午前11時——
拍手で迎えられるという生まれて初めての体験、お面を被った状態なので視界は狭い&どこから舞台にあがっていいのかわからないヨチヨチまごまご。
登壇前、舞台袖から見えていた知人たちの顔は舞台に上がるとこんなにそばにいたのかと思うほど間近に感じ、みんながこっちを見ている…と思ったもののあれ? この人たち映像かな? と何故か2次元に感じ、一度話のペースを掴むと、結構スマホで撮られてるなーとか、みんな笑ってくれてるかなとか気にしながら話せるようになりました。
その上、その日はとてつもなく暑かった。
なんと真夏のような30度、話している途中、お面が溶けて顔に張り付いて取れなくなったらどうしよう、そんな不安が頭をよぎりました。
言いたいことは、ほとんど言えなかったけれどいい経験になりました。
司会進行を務めていただいた末竹 郁美さん、ありがとうございました。

それと当日悩んだものは…洋服。全身made in japanにしました。

  • Tシャツはもちろん僕がデザインした久米繊維さんのもの。

  • パンツはComme Des Garçons Homme Plusの2023AW。

  • スニーカーはコンバース・ワンスター(国産)。

  • 帽子はarthさん(ただお面被っていたのでステージ上ではノー帽子)。

  • 腕時計はG-SHOCKの日本産。SHOCKといえばソックス、靴下ももちろん日本製。

  • 羽織りは着物屋さんで購入した戦前のもの(暑くてすぐに手荷物いき)。

実はこの白Tシャツの下に黒Tシャツも着て仕込んでました


そんなこと言う余裕もなかったので、ここでお伝えしておきます。

身内や知人たちからは「普通に話せてたじゃん!」なんて言われYouTube配信、すみだ経済新聞の記事と幾度となく取材していただいた実行委員の方々のおかげだなと思いました。
たった20分のために時間を割き、来ていただいた皆さん、ありがとうございました。そして、すみジャズ実行委員の方々も今年はこんなお面を被ったおじさんにお付き合いいただき本当にありがとうございました。

この記事が公開される頃には『すみだストリートジャズフェスティバル2024』は終了しています。いくつか僕が撮影した写真をInstagramにて公開しておりますので、ぜひご覧ください。
みんながこの時に感じたワクワクを墨田区、東京、日本と繋げ、フェス当日だけではなく来年まで感動に燃えたこの心の灯火が消えないようにと祈るばかりです。

ちょっと待って、急にどうした? 私がいつの間にか円狐につままれてる! とお嘆きのあなた。

そうですよね、では、また次回におあいしましょう。

円狐(まるこ)


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