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Developers Summit 2025 で話した内容の補足
をさせてください。
あまりにも個人的な感想はsizu.meに投稿してみたのですが
ここでは登壇中に話しきれなかったことを書き留めてみたいと思います。
登壇資料は以下です。
ざっくり言うと
プロダクト開発のライフサイクル・戦略の中で非連続なイノベーションが起こしづらいなと思っていた環境の中で
有志活動として小さな挑戦を始め、その種を成長させていき、
プロダクトをリリースして、その流れでイノベーティブな活動を事業戦略の一つに昇華させられるような組織構築を行い、芽に育てた
みたいな話をしました。
その中で、本来話したかったものの、時間の都合であんまり詳しく話せなかった部分についてちょっと補足します。
そもそもイノベーティブな活動難しい組織なの?
ストーリーの都合上、イノベーティブな活動を奨励していたけどブレイクスルーはなかなか生み出せなかったんだよねということを言いましたが、ちょっと情報を不可すると、
slide28で紹介したような社内ハッカソンやギルド活動から、既存の枠組みの外での価値提供は多分に生まれていました。
その一つが、生成AIを用いた社内運用補助ツールだったり(これを起点に生成AIアプリケーション開発の技術知見が得られたので、今回のストーリーの布石になりました)、自動テストの仕組みだったり、デザインシステムだったり、色々あります。
ここで言いたかったのは、「プロダクトに乗せてユーザーが使う機能やサービスを、枠の外から作っていって、非連続な価値提供幅の成長を志向するのがむずかしかったよね」ということでした。
これ発表者が中心になって進めた成果なの?
全然違います。
僕がやったのは、「お、この辺に火種があるな」と思った事例を集めて、そこから有志活動のチームを作って、あとは盛り上げてただけです。
slide55にあるような、Whyの言語化、ユーザーストーリーの整理、PR/FAQの作成を始め、チームで動けるようなコミュニケーション設計、アプリケーション設計〜実装、基盤構築まで、ほぼ僕は何もやってない(できてない)です。
めちゃくちゃ熱量が高くて自立性の高いメンバーで奇跡的にチームができたので、ほんとやることなかったってのが実態なのですが、そういうの登壇の場でゴニョゴニョ言ってもしょうがないので、やった風の顔をして話してました。
ユーザーはポジティブな反応ばかりだったの?
もちろん、すべてのユーザーに刺さっているわけではありません。
が、こういう層のユーザーには結構劇的に刺さるはずだよね、と仮定を置いていたところにはやっぱりバーニングニーズがあって、めちゃくちゃ深くささっている人が一定数いる、という状態です。
もっと体験をよくしたいし、もっと生徒の状態に合わせて個別最適化したいし、磨ける余地はまだまだあるものの、価値検証のベースとなるβ版としては上々なんじゃないかな、と思ってイノベーティブな事例として紹介しました。
まとめ
ほんとは登壇の中で言いたかった(し、最初は資料にも入れていた)内容について、言う場がなかったので忘れないように書き残しておきました。
特に2つ目の、僕ほとんど何もやってないんだよなってのは公言しておかないと寝覚めが悪いので、それだけはインターネットの海にそっと置いておかせてください。
デブサミ登壇楽しかったです!たくさん聴きにきてくれてありがとうございました!