kzk_maeda

AWSとかデータとか好きな人です Developer / SRE / DataEngineer / AWS Startup Community Core Member / AWS Community Builder

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最近の記事

『マネージャーの全仕事』がいい本だった

はじめに これ系の、マネジメントの全部を紹介します的な本はあまり琴線に触れること少ないのですが、これはいい本だったなと思いました。 僕自身はエンジニアマネージャーとして仕事し始めて4年ほどで、開発組織全体の統括したりもしていたので、「部下をもったら最初に読む」という感じではなかったんですが、それでも学びは多い本でした。 項目別に短くまとまっているので、あまり意識できていない項目があるな、という気づきが得られるだけでも価値があるんじゃないかなと思います。 という訳で個人的

    • Bedrock開発入門を読みました

      著者の方(みのるん氏)に献本していただき、発売前に読ませていただきました! ただ、鈍器のようなボリューム感だったこともあり、レビューが発売前に終わりませんでした!!! 読者(私)のレベル感最初に、読者として私がどれくらいの前提知識をもってこの本を読んだかについて軽く紹介します。 LLMについては昨年のブーム以降で触り始め、IVSハッカソンでの入賞を機に本格的に触っていくことになりました。 社内でRAGを用いたアプリケーションを開発したり、LangChainにコントリビュー

      • 権限移譲と説明責任とドライブ

        最近妻の脱ペーパードライバー練習に付き合うことが多くて、 なんとなくやってることがSL理論っぽいなと思っていたんですが それはおいといて、この本読んでた時に「説明責任とドライブ」について触れられていたので、ちょっと考察してみました 書籍によると、説明責任について以下のように触れられています(一部抜粋) で、そのモデルについて例示するためにドライブでの旅行について触れられていたのですが、あんまりその詳細がしっくりこなかったので考察しなおしてみようかなと まず仕事における

        • 数学的帰納法は帰納法?

          論理推論の本を読んでいて、気になったので調べてみました。 数学的帰納法は演繹法だ、というのはよく言われますが、なんでそんなややこしい言葉が使われるようになったのか?の起源にフォーカスしてみています。 前提:帰納法と演繹法ロジカルシンキングなどで一般的に言われる論理構成(推論法)の中に、帰納法と演繹法があります。 どちらも根拠となる情報をもとに結論を導く(推論する)方法ですが、その論理構造に違いがあります。 帰納法 帰納法は、特定の事例や観察から一般的な法則や結論を導き出

          2023年読んだ本

          いろいろ忙しい一年でしたが、今年も例年通りくらいのペースで本に触れることができました。 小説、教養、ビジネス書系で106冊 技術書系は24冊(うち通読18冊) で、特に印象に残った本についてジャンル別に紹介します。 技術書Linuxのしくみ Linux関連の書籍はキャリアを通じてそこそこ触ってきた方だと思いますが、改めて内部動作を復習しようと思って手に取ってみました。 内容の読みやすさに加え、サンプルコードも豊富で、一気に読み進めることができました。 クラウド時代と

          2023年読んだ本

          パネルディスカッションでモデレータをするときに読むといいかも

          こんにちは、kzk_maedaです。AWS Community Builders Advent Calendar 2023の16日目担当します! AWS Community Builderとしてコミュニティ活動をいくつか実施しています。 主な生息地域はAWS Startup Communityで、イベントを企画したり登壇したり、といったコミュニティ活動をしています。 ありがたいことに今年もいくつかのイベントを開催することができました。 また、今年はパネルディスカッション形

          パネルディスカッションでモデレータをするときに読むといいかも

          LangChainの書籍を読みました

          導入↑の本を著者の吉田 真吾さんに献本いただいたので、一足早く読んでみました 前提として、僕のLangChainレベルは IVSのhackathonのためにLLMアプリケーションをつくりために入門し、 momento関連ライブラリのコードを読んでみたり ちょっとしたcontributeを積んでみたり くらいなので、完全に初めましての状態ではないところから読んでみました 本書の構成まず、1~3章は大規模言語モデル(以降、LLM)のここ最近の隆盛の話から、火付け役とも

          LangChainの書籍を読みました

          Startup Day 2023を開催しました

          先日、所属しているAWS Startup Communityでこんなイベントを開催しました。 会場はAWS Startup Loft Tokyoをお借りして、土曜の昼から夜にかけてスタートアップで働くエンジニアの方のセッションやVCの方のパネルディスカッション、ハンズオンイベントをぶっ通しで行うというものでした。 どれくらい集まるかな・・?とドキドキしていましたが、応募時点では現地枠は満席、オンラインも100名の方に申し込んでいただき、非常にありがたかったです! そんな

          Startup Day 2023を開催しました

          2022年、仕事と私生活と読んだ本を振り返り

          何を書くか2022年最終日ですね。 今年は転機の多かった1年になりました。 たくさん失敗し、たくさん学び、働く環境を変え、新しいことを始め、そこそこ本を読んできた1年でした。 仕事、仕事以外の活動、本、の観点で2022年を振り替えり、現時点でのsnapshotを取得してみたいと思います。 仕事昨年末時点ではエンジニアマネージャーとして壁を感じて、難しいなぁみたいなことを考えていました。 結論から言うと、エンジニアマネージャーとしてのキャリアは一旦横に置いて、再度エン

          2022年、仕事と私生活と読んだ本を振り返り

          マネジメントの仕事と成果

          最近思っていること2021年にエンジニアマネージャーとしての仕事を始めてから、1年が経ちました。 これまでのキャリアで、エンジニアを始め、法務、コンサルティング、システムディレクション、プロジェクトマネジメントなどいくつかの職務を経験してきましたが、エンジニアマネジメント、特に人や組織といった経営資源のマネジメントはこれまでの仕事に比べて大きく異質に感じる部分が多く、そのギャップに日々悩みを抱えています。 一方で、自分が何について悩んでいるのか、もやもやしているのかをこれ

          マネジメントの仕事と成果

          2021年 本と仕事の振り返り

          何を書くか2021年も残すところあと1日。 今年もたくさんの機会を得て、学び、悩み、苦汁を嘗めたなと思います。 仕事では、1年を通してエンジニアマネージャーとして組織のこととかなんやかんやしてきました。 また、採用活動の一環としていくつかのイベントで登壇する機会もいただきました。 個人事業もちょこちょこ継続していました。 個人活動としては、AWS Startup CommunityのCoreメンバーとしてイベントの運営などに携わってきました。 在宅ワークが中心だったので、本

          2021年 本と仕事の振り返り

          「正しいものを正しくつくる」

          本を読みました。 前から気になっていた、市谷さんの本。 スクラムマスターとしてプロジェクトを牽引したり、いくつかのプロダクト開発プロジェクトに参画したりして、アジャイルの概念的なものは理解できていたつもりですが、 この本を読んで一番面白いなと思ったのは、日本企業における「現実的なアジャイルの適用の仕方」について、さらにはプロダクト開発の永遠のテーマでもある「不確実性との戦い方」について非常に丁寧にステップバイステップで書かれているところでした。 個人的に心に刻んで置き

          「正しいものを正しくつくる」

          Srcumとプロダクト

          先日、Scrum Masterを取得した時に学んだ、プロダクト哲学のようなものについて備忘のため記載します。 いいプロダクト開発サービスやシステムを開発している人なら誰しもが経験する、機能追加と保守開発のバランスについて プロダクトを開発していると、成長期にはプロダクトオーナーや事業の要望で、無限の機能追加を求められます。 エンジニアとして価値を認めさせるにはその要望に答え、プロダクトの追加機能(すなわちユーザー価値として見える部分)の開発に多くのリソースを投入してしまう

          Srcumとプロダクト