毒に税金を払う
確定申告の季節が近づいた。個人事業なので毎年青色申告。申告会に属しているので至ってスムーズに1月中には終わってしまいます。今年度も準備万端。
納税は国民の義務ですから、脱税する気持ちは毛頭ありません。しかし、支払い過ぎても誰も褒めてくれませんし、生きている限りすべての物事や物品、行動に税金は付いて回ります。
節税することも権利だと思います。役人や議員への抵抗も含めてです。
そこで酒税。ビールは約45%、清酒でも20%近くが税金なのは、充分に理解して飲んでいるでしょう。いわば『依存性のある毒に税金を払っている』と言うことで、そう思うとますます飲みたくも見たくもなくなりました。
タバコやアルコールに課税した役人は優秀で天才かも。さらに、給料から自動的に天引きされる『源泉徴収』、
「源泉掛け流しの温泉」に浸かりながら思いついたのでしょうか。
ゆえに温泉はキライです。お風呂そのものが苦手な少数派の日本人です。水圧の高いシャワーが好き。
とにかく、価格に含まれる酒税の割合の高さを考えると、断酒への意識もポジティブになるんじゃないかと。高い税金払って毒飲むの?って思ってます。
パッケージを綺麗にデザインして、お金掛けて広告して、毒を売る。酒造会社も国もTVや広告会社も潤い、陰ではアルコール依存症を生み出し続ける社会。
ソバーキュリアスは個人の主義、生き方なので、社会や酒飲みを批判する気持ちはありませんが、シラフで客観的に見えてくる現実です。
喜んで税金を払って飲むことを否定するつもりは、ありません。税収を増やして豊かな世の中に貢献して頂けます。
半面、余りあるデメリットを生産しているのも事実なんですよね。難しいバランスです。
でも、『税金を払って毒を飲む』、こんな観念が生じれば、断酒への道は拓けるとは思います。