クラウドソーシングについてぶっちゃける

比較的早い段階で登録していたと思います。はっきり言って負け組なので、どう負けたのかっていうあたりを書き残しておきます。
ライター、データ入力、文字起こし等です、チャレンジしていたのは。

今はすべて退会しています。


単価が安すぎる問題

正直な話、驚いたんです、WEBライターの文字単価に。
当時クラウドソーシング経由ではなく、メールでやりとりしつつ、孫請けみたいな形でライターをやっていましたが、最低で1文字2円でした。もちろん、ディレクションはありました。テーマ出しから内容の決定まで自分でしなさいというようなものではないです。

ところが、ほぼクラウドソーシングで募集されているのは、その10分の1以下でも高単価とうたっていましたね、当時。
ベタうちの値段かと思いました。

モラルの問題 その1

たまに組織ベースの依頼、募集もありましたが、基本的には個人ベースの依頼者が多かった印象です。当時のGoogleの仕組みで、WEBの運営に記事数を増やすという目安がありました。そのための記事の外注が多かったと思います。

確証があるわけではないので、この部分は想像です。
テスト記事はお支払はありません、採用後の記事から報酬をお支払いしますという募集を繰り返す方がかなりいました。

不合格ですと言ってしまえば、それで1記事渡してしまっていますから。そうやって数を集めることも可能でした、おそらく。

モラルの問題 その2

所属している起こしのグループでも、使える人を探すために募集した話を聞きました。ほぼ使えないということでした。
文字起こし技能テストができる前後の話だったかもしれません。今は目安がありますから、それほどひどい状況ではないと思いますが。

また、私自身、ちょっとしたコメントの募集をしました。
きちんと条件があって、その条件を満たす人数はそれほど多くないだろうと思っていたのですが、あっという間に、本当に短時間で上限まで集まりました。

そして、全部がでっち上げコメントでした。
そもそも募集条件に当てはまっていない、プロフィール上は該当していても適当に文章を作っているだけ、そんなものばかりです。

募集側になってみてわかったことは、でっち上げだと気がついてもそれら全てを否認出来ない仕組みだということです。
いくつかを弾いたところで、またデタラメで埋め尽くされます。

あれではまともな募集はできない、まともなコメントを集めようと思ったらクラウドソーシングは使えないシステムなのだという、非常に良い経験になりました。

そんな状況では、まともな募集は減っていきます。

単発タスクは有った

LionbridgeにAI部門があった頃は、タスクの募集が出ていました。
あれも一度採用になると、クラウドソーシングを介さず、直接募集メールは届いたので、いつまで続いていたかはわかりません。

わりと簡単な音声の判定で、数千円もらったような気がします。海外の会社すごいなと素直に思いました。

ここのAI部門はTELUS Internationalへ売却されたので、同様のタスクやアノテーションは、現在TELUSのほうで行われています。


結局のところ

根本的に向いていなかったのかもしれません。
いくつか記事を書き、Lionbridgeのタスクに出会い、使えないコメントにため息をつき、最も自信のあった起こしにはとうとう採用されず、嫌になってやめてしまいました。

ただ、Lionbridgeを引き継いだTELUSのほうからは、たまに案内がきていたので、何となくアノテーションのほうに興味をもつきっかけになりました。そういう意味では役立ったのか・・・な?

ブログ記事を書く、特に初心者でもOKです!!みたいなWEBライター募集は、今後もっと単価が安くなるか減っていくでしょう。
私もちょっと試して見ましたが、無料のAIでも十分それっぽい記事は書けちゃいますから。

費用の問題もありますが、他人に指示を出すよりもAIに必要条件を入力する方が手間がかからない気がします。

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