起こし用アプリ
「【OkoshiMAX】が『日経PC21』に再掲されるんだよ!」と作者兼友人から話があり、前回見逃したこともあって購入してきました。
2月号のDVDに収録されています。本家のOkoshiMAXのサイトにもきちんと書かれていない、詳しい使い方が載っているので、少々分かりづらいと思っている方には良いかもしれません。
せっかくなので、起こし関連のアプリというかソフトウエアについてメモしておきます。私が使ってきた歴代です。
【Okoshiyasu2】
もはや殿堂入り、言わずと知れた有名フリーソフトウエアです。私が起こしを始めた頃は、すでに2でした。そして開発もその時点で既に終わっていたと思います。ですが今でも入手可能、使用することもできます。
動作が軽いこと、必要十分な機能があること、そして無料。これを標準ソフトウエアとして勧める起こしグループ、会社は多かったです。
ただし、やはり開発が止まっていたことで一線から外れたイメージですね。
現状、タイムスタンプがズレる場合がある、音質が後発と比べると劣る等の問題も少々あります。
【聞々ハヤえもん】
こちらもフリーソフトウエアです。起こし用ではなく音楽プレーヤーですが、起こし用としての機能も備わっています。
AB間リピート、速度変更、イコライザー、ホットキー設定等々。作者さんもそのへんの用途は把握されていたようで、起こしに関する質疑応答を見た記憶があるような…。
元々が音楽プレーヤーなので音質が良いこと、動画にも対応できることで【Okoshiyasu2】からの移行勢がかなりいたと思います。
欠点があるとしたら高機能過ぎること。専用じゃないので当然ですが、そのために使いづらいと感じる場合もあることです。
【Express Scribe】
音声の再生と文字起こしのワープロ機能が一元化しているソフトウェアです。無料版と有料版があります。おそらくは唯一のMac対応。
無料版は音声のみ対応、有料版は使えるファイルの種類が多く、動画にも対応していますし、サポートするフットペダルも多いです。一般的な音声ファイルだけであれば、無料版で十分使えます。
オンラインのAIサービスを使う以外で、Macで起こしをやろうと考えるとこれしか選択肢はないでしょう。
ワープロ搭載している分、やはり重いです。好みのワープロ、テキストエディターで入力したい場合は不要な機能なんですよね。ただし、MacとWindowsが共存するグループだとしたら、仕様を統一するためにはいいんだろうと思います。
動画を起こすために有料版を使っていました、順番としては【聞々ハヤえもん】の少し前から、しばらく併用だったと思います。
【OkoshiMAX】
今、ほぼこれだけ使っています。無料です、動画も起こせます。速度調整、ホットキーあります。
AB間リピートではなく、しおり機能があります。csvファイルで書き出しができるため、中断とか途中で別音声を聞いた際にもしおりが復活できるので便利です。
Vectorにも掲載されていますが、最新版は公式サイトにあります。
『日経PC21』の2月号が950円もするので、もしOkoshiMAXの説明だけでいいなら、抜き出しの有料記事がありました。
まとめ的な
最近、依頼される音声ファイルの形式が少なくなっていると思います。ほぼMP3かWAVなんですよね。ボイスレコーダーあるいはスマホの普及の恩恵でしょう。そのせいで、たくさんの音声ファイルに対応!!って必要ないなと。困ったら変換ツールありますしね。
音質も良いものが増えたので、イコライザー使う機会もないです。
そのほか、チラッと手を出して使わなかったソフトウェアあったりしますが、語れるほど使っていないので代表的なものだけでとどめておきます。