リライター的フットスイッチの話
この記事はプロモーションを含みません。
リンクは全てメーカーあるいは公式販売ページに直接であり、アフィリ等はないです。
音声起こしにとってのフットスイッチとは
あくまでも想像ですが、私よりも先輩の方々、文字通り”テープ”起こし時代からお仕事していらっしゃった場合、フットスイッチの利用率が高いだろうと思います。
音源がカセットテープで再生機を使うわけですが、テープ起こし専用の機材にはフットスイッチが付き物でした。
フットスイッチを踏んでいる間は再生、離すと一次停止といった使い方が一般的だったようで、その名残で、10年くらい前に主流だった起こし用アプリには踏んでいる間は再生、離すと一次停止という設定が採用されていた気がします。
現在のフットスイッチの役割
ボイスレコーダーの音声あるいは動画といった音源が増えてきた現在は、再生も入力もPC上なので、正直なところ必須ではないです。
起こしをやるくらいの方は、ほぼショートカットを使えるでしょうから、入力中もキーボードから手を離さず作業できるはずです、マウスもその間は使わずにね。
それでもショートカット自体を減らして、必要な入力に徹する方が当然効率は良く、ちょっとだけ楽ができるアイテムと言っていいんじゃないでしょうか、フットスイッチ。
止めずに再生速度を落として、一気に入力してから後で修正しなさいというやり方を指南している記事も見かけます。
私は速度を落とすと言葉自体が不自然に聞こえて内容がピンとこないというか、むしろ理解に時間がかかってしまうので、ノーマルスピードで再生して必要に応じて停止する派です。
何人かで発話が被ってる音源の場合も、止めて聞き直しは多いですね。
そういうわけで、頻繁に一次停止をする起こし方をしている場合は、フットスイッチがあると楽だと思います。
どれを選ぶ?フットスイッチ
まずはオリンパスのこれ。というか、しばらくこれが唯一の選択肢だったと言って差し支えないくらいです。
ボイスレコーダーの大手ですから、関連商品として扱われているんだと思います。
設定ツールもOLYMPUSのサイトから入手可能です。
前の機種と現行で2台使っています、1台は実家に置いてあります。
安定して使えますが、レスポンスがあまり良くないです。もう少しキビキビ反応してほしいなと思いながら使っています。
設定がテンプレートとして保存できるので、起こしアプリ用、ゲーム用、動画視聴用みたいな使い分けもできます。
Kinesis Savant Elite2 Triple Pedal Foot Switch
キネシス社の3ペダルタイプ、リンクは日本代理店のエジクンオンラインショップです。
実はこのタイプ使ったことがなくて、廃版になってしまったRS27とほぼ同じ形状の物を長くメインで使っていました。
軽く踏み込めて、反応もとてもよかったので、今購入出来るこのタイプも同じように使えるんじゃないかなと思っています。
元々キネシス社って特殊な形状のキーボードの会社、つまり入力デバイスの専門メーカーなのでフットスイッチも強いのではないかと。
欠点は、お値段がそれなりに…
無くても作業はできる物にこの金額は悩ましくはあります。
音声起こしの原稿料、手間からするとそんなに高くないですもんね。
注意すること
USB接続を選ぶ
そんなミスはしないって考える部分ですけど、音楽分野あるいは機械制御の分野でフットスイッチはメジャーです。そして分野が違うとUSBじゃなかったりします。ネットショップで検索してうっかりなんてことは起こりえます、確認してくださいね。
使用場所・環境を確認する
口コミで必ず見てほしい部分です。
まずオフィスで使うなら靴を履いていますし、在宅で使うなら素足やスリッパが多いと思います。同じ人が使う場合でも、履物で踏み込みの強さは変わってくるはずです。
立って使う人が高評価をしているケースでは、座って使用すると重すぎると感じるかもしれません。
上記の2機種は、見た感じはとてもプラスチック感が強めですが、在宅仕事、つまり座った姿勢で素足で踏むにはちょうどいい踏み応えです。
安物買い注意
Amazonで検索すると、まあまあいろいろな機種が出てきます。直接どれと名指しはしませんが、1ペダル1000円2000円程度の価格設定をする会社の製品は、まず耐久性がないと思っていいです。
素足で踏むには硬く、カコッカコッと音がして、しかも作りが雑で壊れる。何個か壊れた後でキネシスにたどり着いたので、入力デバイスの選び方って本当に大切だと思いました。
番外 気になる新製品
サンワサプライから新製品が出ていました。キネシス社の代理店になっているエジクンにもオリジナルの3ペダル製品ありますが、それのほぼ半額。
エジクンは日本製、サンワサプライは中国製です。
現状、納期未定です。
販売ページを見る限り、室内使用想定、専用ドライバーの設定の豊富さ、本体の軽さから在宅の起こしには向いていそうな印象です。
正直、壊れると書いた値付けをするメーカーの品と同価格帯ですが、会社の名前に少し引かれる部分もあるので、買ったみたいと思っています。