GAL with dinosaur

その前にかぐやさま

原作既習。OP映像が曲に対してダサすぎること以外に言うことがない。見ていてすごく「休憩してるな」と感じる。なのでこう言う作品は見ない方がいい。多分次は見ない。

ギャルと恐竜

原作未習。この作品はすごい。僕は今この作品の特にアニメオリジナルの部分であろう部分を狂信している。まずOPがすごい。デザイン, センス, 多幸感, アッパー麻薬という直感がある。以下に具体的に述べる。本当に狂信してるので長くなる。

開始〜宇宙空間への投げ出され

まず曲は野生感を感じさせながら始まる。なのに映像はめちゃくちゃ現代のアパートで、でも勢いがあってマッチしてる。ギャルは振り向き美人で、ギャルが驚くことに俺らも驚く。と思えば、曲は電子的な雰囲気に変化しつつアパートの扉が開かれ、「えっ恐竜!?(※しかもデザインはポップ)」などと、これまた思う暇もなく恐竜の目から宇宙空間へ投げ出される。起承転結の起の部分でありながら内部に起承転結を含む最高の例。しかも早すぎてそんな事を意識できず、ただ絵的,音的な面白さだけが頭を駆け抜ける。

細かい事を言うと、ギャルらしさ全開の色使いの床装飾(スリッパとカーペット)にフォーカスするのがいい。めちゃくちゃカメラがよく動くので純粋に面白い。ここでは一瞬でもつまらない絵を作らないぞという気概を感じる。あと、これを見せてからじゃないとこの後の死ぬほどポップな「ギャルの部屋(パステルピンク)にいるポップな恐竜(パステルブルー)」の絵が耐えられない可能性がある。天才か?

タイトル

動的絵と静的絵の切り替えが早すぎる。人間の脳を焼き切る気満々のギャップ。ここはまだ起かな。起の余韻を楽しませてくれる。

恐竜ダンシング

小さな動的絵の恐竜ダンシング。かわいい。承に入った。そして初見は実写!!?となる事間違いなしの、唐突すぎる実写。これは多分この後何度も言うことになるが、そもそもパステルピンクにパステルブルーを一点刺しされた絵が面白く無いわけがなく、その上 生活感⇄恐竜⇄恐竜なのにポップ という対比が思考を停止させる。

エロポップのカオス=ギャル

一枚一枚がPCの壁紙にしてえ!と思えるような、デザインを感じる絵が連続して映し出されていく(主に高彩度の色の色相対比によるデザイン)。ここで注目したいのは、アニメ版のギャルがここに出てこない事。つまり、リアルだがアニメチックなギャル, 実写ギャルが目を隠してエロティックに映されているのに対して、背景がポップだったりポップな恐竜をぶち込んで強くギャルを感じさせてくる(というかこれによってギャルとはエロポップカオスであるという信仰が生まれてしまった)。これが原作通りのポップなデフォルメを聞かせたギャルだったらこうはいかない。

非生物的な絵と生物的な絵で緩急がつけられていることや、当然ながら全体としてのイメージカラーで思考をカオスに巻き込むようにしていることも特筆すべきだ。ちなみにここは動的な絵。

というかここは時系列で見ていると解析しきれない気がしている。恐竜の使い方も当然面白いし、たまに明度を下げたり、モノトーンな絵を入れてきたり、少し前に出てきたテーマを再度使用して既視感を感じさせたりと、一枚一枚止めて見ても混乱させられる。スクショして一覧するなどの体系的な処理をせざるを得ない気がしている。

寝恐竜+眼鏡恐竜

かわいい。静的絵。休ませてくれてありがとう。ここは転にあたると思っている。この後はずっとクライマックスだ。勘弁してくれ。

令和〜

もう疲れた。面白すぎる。また今度語りたいが、要は静と動の対比, 色相的対比, 曲と絵の対比といった、様々な反発し合う要素で混乱を引き起こさせるようになってる。実写恐竜を中心に実写世界を回すのも面白いし(ストップモーションなのも心地いい)、何より最後にアニメ的絵を連続させて安心,統制という(※情報量は多いがそれはここまでで慣れた)最大の快楽を与えてくる。麻薬としか言いようがない。

作品自体は?

よつばと。

恐竜チャンネル

OPの感想で疲れてしまった。ので、めちゃくちゃ面白い以上の言葉が出ない。時折異常なクオリティの面白さが見られる。7話の2つ目は(僕が)異常な盛り上がりを見せた。