成長し続ける株を見極めて、割安に買う
はじめに
株を始めたころ漠然と考えていたことを今定義しなおすと、成長し続ける株を見極めて、割安に買うということだったんだと思います。
当時買って失敗した株を調べると、売上に関しては今でも成長しているのでそうだったんでしょう。ただ、利益に関しては新規の投資を優先してて赤字続きでした。売上、利益、配当がともに成長しないと、私にとっての成長株と呼べないと思いました。とにもかくにも、利益、配当の出てない成長株は株価がジェットコースターみたいで私には合わないという結論です。
改めて「成長し続ける株を見極めて、割安に買う」について考え直しました。
機関投資家は企業価値をどう判断しているのか
株価は金利、ドル円などいろんなものを織り込んで上下にせわしなく変動するとはいえ、ベースにあるのはその企業の業績ですので、業績がどう織り込まれているのか知ることが非常に重要です。その目安の一つがPERだと思います。一般的な機関投資家がどうみているかという面から、日本株のPERに対するコンセンサスを調べました。
日本株PERコンセンサスで、2024/9/4現在の日経平均の加重平均PER15.3を解釈し直すと、日本平均採用銘柄の利益は横這いと考えられていることが分かります。
投資を始めたころの私に言いたい!
四季報を見て業績好調だから買おう(=既に織り込まれた投資のアイデアの残りカス)・・・「その業績は既に株価に織り込まれていないかい。将来を考えろよ!将来を!」
PBRは、以下のように記載されていたので眺める程度にします。
業績と織り込み済み
「株価は市場参加者のいろいろな思惑によって織り込まれた値である」というのが現時点での私の認識です。
市場参加者のいろいろな思惑(アイデア)が株価に反映された状態なのが、織り込み済みという魔法の言葉です。
私も決算を追っかけて、コンセンサスより業績の良いものを買うという試みもやってみましたが、株価は素直に動かなくて、うまくいきませんでした。何が織り込まれているのかわからないんじゃ、むべなるかな。
結論らしきもの
「成長し続ける株を見極めて、割安に買う」投資手法が最も難易度が高い手法なのかもしれません。1:企業業績を見極める力、2:時流を読む力、3:割安かどうかの判定、4:買うタイミング、5:売るタイミングなど必要とされる知識、能力マックスです。でも、みんなこの手法で始めるんでしょうけど。
「成長し続ける株を見極めて、割安に買う」の話は、PERを勉強するためにたまたま買った小泉秀樹著 ひふみ株式戦略部監修の「株の投資大全」に詳しく書かれていました。
せっかく買ったので自分の失敗と比べて検討したいと思います。
私の経験値から言えるのは、この手法を試すなら「最も重要なことは時間を掛けて研究しながら買うタイミングを待てるかどうか」だと思います。投資は気持ちとの戦いです。子供におもちゃ状態の私は我慢できませんでした。上がるかもしれないという気持ちとどう付き合うのか・・・失敗するしかないのかも知れません。
下がると怖いのは自分の力量に対してポジション持ちすぎなので素早く売りましょう。くれぐれも最初は最小単位での売買をお勧めします。
おまけ
銘柄研究して待っている間に株価がコロナ時みたいに暴落したら
うーん、長期で持つなら研究している銘柄よりTOPIXのETFを買い増ししそう。自分の選んだ銘柄とTOPIXを比較するとパフォーマンス悪いんだよね。選定眼がないだけとも言う。個別株を長期で持つといろんなことが起こりますし・・・言い訳。