コアなGLAYファンのパートナー(GLAY好きだがコアファンではない)が選ぶ:今ライブで聴きたい楽曲
COLORS
唐突にパートナーに「今ライブで聴きたい楽曲を3曲挙げて」と聞いてみたら、1曲目にこの楽曲が挙がった。
(ちなみに、もう2曲は「Savile Row〜サヴィル ロウ 3番地〜」と「恋」)
GLAYファン以外の中では割とGLAY楽曲をよく知っている方だと思うが、この楽曲を最初に挙げた心理はなかなか興味深い。
特に理由は聞いていないが。
この楽曲は2019年のGLAYデビュー25周年記念のタイミングで、彼らのライフラーク的シングル4枚目の「G4」シリーズの中の1曲としてリリースされた。
当時、何番組か地上波の音楽番組に出演したが、その際に披露していた楽曲だ。
詞曲ともにTERU。TERUの人柄というか、人とのしての魅力がこれでもかとばかりに溢れ出ている1曲と言っても過言ではなかろう。
彼の楽曲は、ストレートで元気が出る、ポジティブになれる、そんな曲が多いが、誰の心にもあって、なかなか言葉にすることができない思いを丁寧に大切に、それでいて遠回りせずに歌い上げる楽曲も多く、その集大成立ち位置の楽曲が「COLORS」と言えよう。
当時のインタビューで、特にTAKUROがこの楽曲を大絶賛していた。
彼の楽曲は、空想のストーリーというよりも、自身の体験を描いていることがスタンダード。そのため、詞の内容のリアリティーさが沁みる。リスナーが自分毎に置き換えて聴くことができやすい。そこに自分を重ねた時に、嘘がない。
この詞は想像で描くことはできない。
真夏の半野外の暑さの中で聴いた「COLORS」。
肌に流れ落ちる汗を拭うこともせずに、この楽曲に聴き入ったことで、この楽曲はより大切なものになった。
真夏の海辺で、夕陽を見ながら聴いたら、涙が止まらないだろう。
TERU自身が、自分で歌う楽曲を作る時、どのような心持ちなのかはもちろんわかりようもないが、おそらく彼は、自身が歌いやすいという理由でメロディーを作ったりはしないだろう。詞と曲が本当に良いバランスで成り立つものを作品としているように思う。
この楽曲も、決してボーカルとして歌いやすいわけではないと思うし、低音と高音の差が結構あるので、なかなかボーカル泣かせとも言えるだろう。
あえてそのメロディーにしているところに、彼の楽曲に対するリスペクトや正直さのようなものを感じる。
そして、ライブで演奏する毎にアップデートされ続けていくTERUのボーカリストとしての魅力と説得力を感じずにはいられない楽曲でもある。
TERUの声は、GLAYの楽曲にどのような色を与えているのだろう・・・
https://www.youtube.com/watch?v=IZ0nb2ZiovE
MVも素敵。大好き。
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