どの角度から見ても、かっこよさがダダ漏れてしまった末路

Billionaire Champagne Miles Away 

爽快感抜!!とにかくどこを切り取ってもカッコいいと思える楽曲でそうはないだろうが、MV含めて、とにかくどこを切り取っても本当にカッコいい!!GLAYらしさはあるのに、GLAYの中に同じような立ち位置の楽曲ってないかもしれない。同じような曲調の楽曲もないわけではないが、どこかで泣きポイントがあったりするが、この楽曲はどこまでも爽快で、バンドっぽさの塊で、そしてかっこいい。ボーカルも楽器隊も、聴きどころがはっきりしていて、楽曲に気兼ねなく体を預けられるイメージ。
そして、MVを撮影している場所とか、映像演出とか、この楽曲にこれ以上のの選択肢はないだろうと頷かざるを得ないポイントばかり。MVの最初のアンプにコードを刺すところとか、これ以上ない演出。楽器を演奏する、ステージに立つサイドからすると当たり前にやっているちょっとした行動を、ワンシーンとして切り取って作品の一部にしてくれる感じは、そこにライブ感があって萌える。

ギターが創り出す音がかっこいいことは言うまでもない。メインはHISASHIギターだが、アウトロに近いタイミングでTAKUROのリフが目立つところがある。確実に終わりに近づいているタイミングにも関わらず、階段をかけあがるように軽快に音があがっていくメロディに惚れ惚れする。気持ちがいい。落ち着いてた終わりもいいが、この楽曲に限っては、ゴールが見えて最後の力が出て、アドレナリンが出て、スピードアップして全力ゴールをする感じ。
ベースは、底の方でずっと支えているけれど、時々前に出てくるところがこれまたかっこいい。一番の聴きどころは、やはりBメロの頭だろうか。ここで、ベースの存在感に一気に気づくはず。そしてまた、ベースを弾くJIROの姿もくっきりとイメージできるので、その時が近づいてくるとちょっとばかり緊張して、過敏な反応をしてしまいがち。普段は、目立たずとも確実に土台を作ってくれている役割からちょっと逸脱(は言い過ぎか?)したアプローチに、ハッとさせられる。今、どうなった?何が起こった?と考えたらそれはもう、どっぷり「沼」にハマっているということ。
そして何よりドラム。個人的には、バスドラのリズムが好き。フッと体が大気中に浮いていくような感覚をもたらす。全体的に、リズムが複雑でしかもテンポが速い。一回ミスして躊躇いが生じたら、あっと言う間に楽曲が崩壊してしまうのではないだろうかと思うほど、速いリズムとその力強さに勝るものはない。この楽曲がどこを切り取ってもカッコ良いのは、やっぱりTOSHIのドラムがあってこそ。全身を使ってGLAYをサポートしてくれているのは伝わっている。強靭的な心を体を持っている人だけが成し得ることができる。

心の奥底からとにかくはっちゃけたい!と思う時、この楽曲を何も考えずに聴いてみる。落ち着く。

#GLAY #どこを切ってもかっこいい #ギターもベースもピカイチ

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