ポップソングは季節を超える
SWEET MAGIC
季節を感じさせない曲がある一方で、ある季節になると無性に聴きたくなる楽曲やアーティストがいることも事実。
夏の野外で代表曲の「Winter,again」をリクエストされた時、夏だからという理由でセットリストには入れないような反応をしたところ、「名曲は季節を超えるんじゃー」という反応をされたことがあると、TAKUROのインタビューで読んだことがある。確かに名曲は、季節関係なく歌ってもらいたいのもまたファンの真理だ。
さてこの「SWEET MAGIC」という楽曲、一時携帯のアラームにして、起床時にいつも聴いていたことがあるくらい実は好きな楽曲。
リリースが冬だったからか、一緒に収録されている他の曲が冬を思わせる楽曲が多いからか、勝手に冬を歌った歌であると思い込んでいたが、特に歌詞において、季節を、冬を思わせ描写はまったくない。
楽器の音からは、冬を彷彿とさせるような箇所は多々あるが、これが冬の曲である確証はない(と思っている。。。)
ただ、冬の空気にはぴったりとハマる曲だ。凛とした空気の中で、音が鳴っているイメージ。澄んだ空気だからこそ感じられる心地良さが、この楽曲の持つポップさと重なる。
ノリ方を言われるとちょっとクエスチョンもあるかもしれないが、ライブ空間に心地よい空気を運んできてくれるはず。ライブでの登場回数は極めて少ないが(自身はまだ0回。。。)、イントロ始まったら客席はざわざわするDだろう。TERUのファルセットが楽曲にオシャレさも追加されている。
声出しも解禁になり、一緒に歌える箇所も多いこため、一度ライブでやってみて、その感触を確かめてみてはいかがだろうか(ただ、自身が聴きたいだけという下心はゼロではない)。
この楽曲の持つポップさは、しっかりと心を軽くしてくれる。
無条件にポップであることは、貴重だと思う。
ライブにおけるポップは外せない。