体の中から自然と湧き上がる「ありがとう」
Thank you for your love
東日本大震災直後にダウンロードシングルとしてリリースされたTERU楽曲。有事の際のGLAYの動きは驚くほど早い。もちろん、自身の身近なところに最初に気を配るだろうが、その後、被災されたり、その周辺で困っていたり、献身的な対応をしていたりする人への心配りや実際の行動においては、本当に頭がさがる。有事の際と言ったが、もちろん日常的にも頑張るスポーツ選手への貢献や、地元への持続可能な支援など、気配りの範囲が本当に広い。そして、恩着せがましいさというか、そういうものがない(個人的には恩着せがましかったり、売名的な側面が見えたとしてもやらないよりもやった方が断然素晴らしいと思っている。もちろん、誰かの迷惑の上に成り立っているわけではないという前提のもと)。
おそらく、やって「あげる」という意識ではないのだろう。当たり前のようにDNAに染み込んでいるから、さっと、すっと、そしてそっとできるのだろう。
普段はパッケージを購入して手元に置いておきたい人なので、ダウンロード購入はしないが、もちろんこの楽曲はダウンロードした。自分にできることは少ないが、その中の一つだから。ファンにそういう機会を提供してくれているというのも、ありがたい話だと思っている。
ファンはアーティストの鏡だと言われたりするが、長年の古参ファンとしては、GLAYファンの矜持がある。それに恥じぬよう行動したいし、何よりメンバーが幸せであってほしい、それが一番の願いである。
震災支援のためという言われ方はどうかと思うが、震災があったことで感じたことを楽曲にしたタイトルに「Thank you」を入れているところにTERらしさが出ている。どうしようもない無力さや表現しがたい苦しさの中に、ありがとうを言える、そこにTERUの人となりが見える。
そして、やっぱりTERUといえば空。空を見上げ、空に語りかけ、空に祈りを捧げる。そして、流れそうになる涙を道を少しの間、遮断する。その後、一歩進む。
優しい歌だが、強さを感じる。心を穏やかにしてくれるが、奮い立たせてもくれる。不思議な力が宿っている。
https://www.youtube.com/watch?v=c4rTlGq2VAo
#GLAY # Thankyouforyourlove #チャリティーソング #ありがとうの意味
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